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夫の遺品の携帯電話で不倫が発覚! 死後のデジタルデータ問題はもう始まっている 「テレフォン人生相談」先週のハイライト(2/2 ページ)

遺品で不倫を知るの、すごくつらい!

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 その上で、相談者は夫が不倫をしていたことよりも、不倫相手が夫の愛を奪って幸せになっていたことに怒りを感じているのではないかと指摘。

 「じゃ、相手がどうなったら許せるの?」

 「苦しんで欲しいと思います。相手の方もね、まさか私がこんなことを知ってて、すごい苦しんでいるとは思ってないと思うんですよね。だから自分たちのしたことが、他人をどれほど傷付けたかっていうことを分かって欲しいなと」

 「でも、相手の女性も今、不幸ですよ。プレゼントを渡すということは、彼の心をつないでおこうと、自分のところへ持ってこようとしているわけでしょ? 相手の女性が、遊びの相手なのか、彼と結婚したいと思ったのか、いずれにしてもふたつとも手に入らなかったんですよ」

 夫が死ぬまで婚姻関係を続け、最期を看取った相談者の方が勝っているのだ……って、ちょっと詭弁な感じもするが、要は死んじゃった人のことでいつまでも悩んでいてもバカらしいと言いたいのではないだろうか。

 それでも夫を「憎らしい」と語る相談者に、毎日ご仏前で言いたいことを全部しゃべるように勧めた。

 「そうして自分の怒りをですね、上手に出してください」

 加藤諦三が引き取る。

 「今、アナタ『むなしい』って言ってますけれども、実は今までの結婚生活中もアナタはむなしかったんです」「むなしいと思う気持ちを抑え込んで、意識の上ではむなしくないという風に思っていただけの話なんです」「この男性もアナタも幼なじみも、全員、自分として生きてないんです」

 大原敬子が相談者の悩みを笑い飛ばして忘れさせようとしたのに対し、加藤諦三はマジレス。正しい心理分析なのかもしれないけど、夫を亡くした妻に「アナタの結婚生活、むなしかった」ってあらためて指摘しても仕方ないのでは……。

 しかし、よく心配されている死後のデジタルデータ問題だけど、もうトラブルは起こっていたのか。

 死んだ人の秘密を知ったところでいいことなんて何もないんだから、残された人は携帯電話もPCもさっさと捨てちゃうのがいいんだろうけど……。やっぱり気になってしまうんだろうなぁ。

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