「骨がソーダクラッカーになったような気がした」 トム・ハンクス、新型コロナ陽性時「体の中で骨が砕けるような」症状を告白(1/2 ページ)
ハリウッドでは「#WearADamnMask(マスクしやがれ)」チャレンジがスタート。
俳優のトム・ハンクスが7月14日、トーク番組「The Late Show with Stephen Colbert」に出演し、COVID-19(新型コロナウイルス感染症)陽性となったときの症状を告白。マスク嫌いが多いアメリカ人へ向け、感染防止策をとるよう訴えています。
トムは2020年3月、映画製作のために滞在していたオーストラリアで妻のリタ・ウィルソンとともに新型コロナ陽性が判明。同時に感染が明らかとなった夫妻ですが陽性判定前から症状は全く異なっており、トムは「熱っぽい」、リタは「頭痛がして気分が悪い」と訴え検査を受けたところ、翌朝にはもう病院で隔離状態に。トムは妻がひどい吐き気や高熱、味覚と嗅覚の異常に悩まされる一方で、自身にはこれらの症状は一切なかったと告白。「骨がソーダクラッカーになったような気がした。どこか動かすと、体の中で骨が砕けるような」感覚に見舞われていたことを明らかにしました。
トムによれば回復までに要したのは8〜9日程度で、オーストラリアの病院では手厚い看護を受けたそうです。現在は新作「Greyhound」のプロモーションに参加するまでに回復しており、9日には64歳の誕生日を迎え「64歳になっても愛していて」と歌うビートルズの楽曲「ホエン・アイム・シックスティ・フォー」に言及したメールが山ほど届いたことをジョーク交じりに明かしています。
新型コロナウイルスの恐ろしさを身をもって体験したトム。表舞台に復帰してからはウイルスを軽視する層へ警鐘を鳴らし続けています。6月に新作「Greyhound」PRのため行った会見では「明日を手に入れるため、しなくちゃいけないことは3つだけ」と発言。「マスクをしろ、距離をとれ、手を洗え。とてもシンプルで簡単だ。こんな基本的なこともできないやつは恥を知れ」と強い言葉で警告を発していました。
ハリウッドセレブ、レディー・ガガらもマスク嫌いのアメリカ人へ着用を呼びかけを開始。6月30日からはデザイナーのトリー・バーチを起点として「#WearADamnMask(マスクしやがれ)」チャレンジがスタート。ジェニファー・アニストン、マリサ・トメイ、リース・ウィザースプーン、ナタリー・ポートマンらがマスクをしたセルフィーを投稿して着用を呼びかけています。
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対策が不十分だったとの指摘も。