advertisement
え、この言葉通じないんですか!?―― そんな体験談を日本各地の方に聞く読者募集企画「マジで方言じゃないと思ってた」。今回は新潟県民の方に「そろっと」「よろっと」のお話を伺いました。
「何時ごろに寮に帰るん?」「そろっと」
新潟県在住24年です。専門学生時代、山形県、長野県、同郷の友達と遊んでいたとき、同郷の子と「何時ごろに寮に帰るん?」「そろっと」と会話していました。すると山形、長野の子に「『そろっと』って、何のこと言ってるの?」と聞かれたことがあります。
「そろっと」は「そろそろ、もうすぐ、ぼちぼち」を指します。「よろっと」でも同じ意味になるのですが、こちらは下越地方(新潟県北東部)の人たちが多く使う感じがします。
使用例としては「いつ寝るの?」「そろっと(よろっと)」とか「何時に帰るの?」「そろっと(よろっと)帰る」とか。
専門学校の先生が方言丸出しで「そろっと移動するよ」と言っていたのが、「そろそろ〜っと、こそこそ移動するのか」と勘違いされる、という出来事もありましたね。
―― 間もなくという意味の「そろそろ」ではなく、「そろそろと歩く」の方を連想したんでしょうね。惜しい。
本企画では取材させていただける読者の体験談を常時募集しています
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.