ブオォォォォォっと黒煙噴きまくりー! 煙を噴き上げながら走り去るモルドバのディーゼル機関車の迫力にびっくり仰天です。
ロシアのYouTubeチャンネル・diiselrongで、東欧・モルドバ共和国(旧ソ連の構成国)で行き違う列車の様子を楽しめます。
前方からやってきたのは「3TE10M形ディーゼル機関車」がけん引する列車。3TE10M形は旧ソ連時代の1981年に製造が始まったとされる機関車です。重厚感と黒煙の量がすごいですね……!
続いて後方からも、同様に黒煙を噴き上げながら重厚そうな列車がやってきます。こちらは「2TE10L形ディーゼル機関車」。1961年から1977年にかけて製造された、丸いライトがレトロな印象の機関車です。
動画に登場するディーゼル機関車はどちらも1両のみですが、2TE10L形は2車体連結の機関車です。こちらは日本(JR貨物)のEH500形電気機関車と同じ構造で、なぜか親近感が沸いてきます。なお、3TE10M形は3車体連結の機関車です。本来の姿はどれほどパワーがあるのか、ちょっと恐ろしくなってきます。
2つの列車が行き違うと、停車して待っていたのであろう3TE10M形が走り出します。煙突からゴォォォと豪快に黒煙が噴き上がります。まるでSLのようで、どこか調子が悪いのではと余計な心配をしてしまうほどの量です。
走り出してしばらくすると煙は気持ち少なくなります。どうやら故障ではないようですね。列車はエンジン音を上げながら加速して去っていきました。この余韻も何かいい……。
動画には「煙がすごい」「古い機関車なのにまだパワフルだ」などのコメントが寄せられ、皆さん豪快な黒煙に驚き、そしていつも通り(多分)に走り去っていく列車の余韻を心地よく楽しんでいたもようです。
日本のディーゼル機関車やディーゼルカーでも、古い車両で「発車時に煙を上げるシーン」が見られることがあります。環境に悪そう……などと思うかもしれませんが、これもまた活躍し続けている鉄道の歴史の1つ。古いディーゼル機関車を見かけたら、がんばっている証でもある煙にも注目してみてはいかがでしょうか。
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