コンクリに空いた怪しい穴、その正体は「バナナジュース専門店」!? ユニークと話題のお店、オーナーは「全ての人が笑える場所に」(1/2 ページ)
オーナーにお店のデザインについて聞きました。
コンクリートの壁に空いた小さな穴――愛知県岡崎市にオープンした、ちょっと変わったデザインのバナナジュース専門店が「ユニークで面白い」「行ってみたい!」とSNSで話題になっています。遠目にはお店だと気付かないかも?
お店の名前は「NEWSTAND WOW」(Twitter/Instagram)。7月7日に岡崎市「籠田公園」の前にオープンし、コンクリートの壁に小さな穴が開いているだけという、まるで対面を避けてワインを渡すために使われていたイタリアの「ワインの窓(※)」のようなビジュアルが目を引きます。お店の前にはバナナが吊されていたりも。
※昔のイタリアで黒死病(ペスト)が流行した際に広く使われた。今年には、COVID-19(新型コロナウイルス感染症)の感染拡大状況を受けて再び使われるようになり注目を集めた。
開店から間もなく人気YouTuberグループ「東海オンエア」の動画内で登場して注目を集め、先日には「SNSで火が付いたらしく客が絶えない」とお店の様子を投稿したツイートに「遊び心ある」「ワクワクする」の声が寄せられるなど話題に。岡崎市公式観光サイトでも、おすすめ情報として「砂糖を使っていないのにめちゃくちゃ甘いです!キンキンに冷えていて暑い夏でもごくごく飲めます!」と紹介されています。
ちなみにバナナの味、特に熟成にこだわっており、7月には人気が出て完売が続くと「バナナ熟成準備期間」として営業を2〜3日お休みしたり、一時的に「限定300杯」での営業となっていたりしていた時期もあったようです。
味はもちろん、店舗の外観にもこだわりを感じる「NEWSTAND WOW」。同店のオーナーは取材に対し、「飲食店の売り上げが立たないとか、密を避けようとか、今報道されているような感覚をここに来て持って欲しくなかったんです」と思いを述べます。コロナ禍における「お客さん、スタッフ、全ての人が笑える場所の在り方」を考えた結果、このようなアイデアが誕生したのだそうです。
また、現在の“小さな窓での営業”は、将来的には通常のカウンターになる予定で、「その時が楽しみでしょうがないです(笑)」とも。よく見ると、窓の外側に大きな枠の線があるのが分かります。
現在の営業時間は朝8時〜夕方19時まで(※現時点ではほぼ無休で営業)。他にない小窓スタイルもステキですが、秋頃開始予定の喫茶営業でどう変わるのかも今から楽しみです。
画像提供:NEWSTAND WOW(@newstandwow)
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