うぉぉ〜かっこいい! イタリアを走る、真っ赤なスポーツカーのような高速列車「イタロ」をご存じでしょうか。
イタロは、2012年に開業したヌーヴォ トラスポルトヴィアッジャトーリ(NTV)がイタリアの高速新線で運行する列車の愛称。最高速度が時速300キロの「ETR575形」と、時速250キロの「ETR675形」があります。イタリアということでフェラーリを連想してしまう真っ赤で速そうな車体が特徴です。
ちなみにNTV社はフェラーリ元会長のルカ・ディ・モンテゼーモロ氏などが共同出資して設立された鉄道事業者。フェラーリのようにカッコイイ……と感じてしまうのも何だか納得です。
動画はミラノ中央駅から始まります。ミラノ中央駅は1931年に開業した歴史ある駅で、公共施設とはとても思えないほどに荘厳で豪華、まるで博物館のようなつくりの駅舎となっています。ホームにはドーム型の高い屋根があり、ヨーロッパのターミナル駅らしさを心地よく感じられます。
座席も快適そうです。電源コンセントや車内Wi-Fiサービスがあり、天井にはディスプレイがズラリと付いています。何だか旅客機のような雰囲気です。日本の新幹線とは違い座席は固定式で、進行方向と反対向きに座る場合もあるようです。食堂車やビュッフェは連結していませんが、代わりに自動販売機が充実しています。
座席には複数のグレードがあります。ファーストクラスに相当する「クラブ」とビジネスクラスの「プリマ」では、車内でウエルカムドリンクの提供があります。クラブの利用者は駅で専用ラウンジも利用できるそうです。このあたりも旅客機のようなサービスですね。
動画には「とても美しい」「サービスがすばらしい」「乗ってみたい」などもコメントもたくさん。真っ赤なかっこいい車体と充実した車内サービス、粋(いき)なイタリア鉄道旅をするならばぜひ乗ってみたい列車です。
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ワイナリーの設備の故障が原因でした。