「仮面ライダービルド」桐生戦兎/仮面ライダービルド役で知られる俳優の犬飼貴丈さんが11月7日、YouTubeに「生きる」と題した動画を公開し、自らの半生を回顧。両親の破天荒な言動などを糧にしながらたくましく育ったイケメンの姿に、勇気づけられる人が続出しています。誰が生い立ちから話せって言ったよ!
犬飼さんは2012年に数々のイケメン俳優を輩出した「ジュノン・スーパーボーイ・コンテスト」でグランプリを受賞し芸能界入り。2017年には「仮面ライダービルド」で桐生戦兎/仮面ライダービルド役を演じブレイク。2020年には英勉監督の映画「ぐらんぶる」で無駄にイケメンなオタクを演じるなど、俳優として活躍の場を広げています。
犬飼さん本人とみられるハミングをセルフBGMに、秘蔵映像などを交えて生まれてからの人生を振り返ったこの動画。3歳まで「記憶ない」というテロップが表示される辺りは、期待空振りの内容かなと思いきや、その数秒後、「四歳、父親がフィリピンパブにハマる」と赤裸々に告白し始めるあたりから落差のある自分語りが予想の斜め下を暴力的なまでに突き抜けていきます。
「授乳を強要」「幼稚園留年」「父親からの養育費が突如途絶え、家計が崖っぷち」「偏差値2」などキーワードを列挙しただけでも濃い内容が淡々と語られていきますが、幼少期からの端麗な容姿は厳しい状況に反比例するように磨き上げられ、動画で紹介される秘蔵写真はどれもイケメン。「いろんな野球少年の初恋を奪ってしまう事件」なども起こしながら、立派に成長していきます。
10代をおうかしすぎた結果、進学も就職も難しくなった犬飼さんが選択したのは、ジュノンボーイへの応募。そして、このころ生まれた母親の名言が、「あんた顔だけは良く産んであげてるんやから」。そのギフトをもってジュノンボーイ受賞という一発逆転を果たすも、待っていたのは輝かしいデビューではなく、芸能事務所での事務作業の日々。それを数年続けた後、2017年に「仮面ライダービルド」でテレビドラマ初主演を務め、世界が大きく変わったことを振り返りました。「身も心もヒーローになる」からの「服を着なくなる」好き。
動画ではその後、「裸が衣装」「出演者の親が4回泣いた」とやゆされた怪作「ぐらんぶる」への出演を、「二十五歳、服を着なくなる」とオチにしながら、「人生何が起こるかわからない。本当にありがとう」とまとめた犬飼さん。動画の最後では、ギターをかき鳴らしながら、「情熱で人生を回せ」など、今を精一杯生きようと“大人になってしまった全ての子供たち”に向けて訴えました。
犬飼さんが自らの半生を通じて届けた「悩んでる今なんて、どうせ未来から見たら笑い話になってる」というメッセージに、ファンからは「衝撃的すぎる」「涙腺がばってしまいました」と反応。特に芸能界入りのきっかけとなった母親へ感謝する声も多く「破天荒過ぎる人生とお母さんの名言好き」「犬飼さんの母もヒーローやな」などあがめる人も続出しています。
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