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【中二病で包帯を巻いていた人インタビュー】今でもカッコいいと思っているのに、包帯を巻かなくなった理由を聞いてみたねとらぼ都市伝説調査班(1/2 ページ)

休日には血のりのついた包帯を巻いていたとか。

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 ネットに広まる真相不明の情報を追究する、ねとらぼ都市伝説調査班。今回は「中二病で包帯を巻いていた人は、本当にいるのか」というリサーチを行ったところ、「たまに包帯を巻いて学校に行っていたし、休日には血のり付きの包帯を巻いていた(理由はカッコいいから)」という人物にお話を伺う機会を得た。報告を行う。

リストバンドの下に包帯を巻いてチラ見せ



―― ケガなどではなく、中二病から包帯を巻いていた時期は何歳ごろでしょうか?

 ざっくりですが、小6〜中3くらいまでだと思います。休日は血のりのついた包帯を巻いていましたし、平日は時と場合によりますが、たまに学校につけていくこともありました。ちなみに、その前からケガしてないのに顔にばんそうこうを貼ったりしていたので、予備軍だったのだと思います。

 当時は今のフリマアプリのような感じで、掲示板でさまざまな中二グッズが取引されていて。そこで包帯や眼帯、注射器(偽物)、白衣などを買っていました。

 リストバンドの下に包帯を巻いて、包帯をチラ見せするファッションが、当時の自分的オシャレ。

―― 包帯を巻き始めた理由はなんでしょうか?

 カッコいいから!

 私はオタクとバンギャを両立させていたのですが、オタクの方ではジャンプ系の好きなキャラがケガをして包帯を巻いていることが多くて。バンギャの方では、現在よりもゴリゴリのヴィジュアル系バンドが多かった時代で、彼らがよく衣装で包帯を巻いていました。

―― なるほど。包帯と親和性の高い、2つの世界にいたわけですか。

 あのころ、原宿(東京都)には、今はなき「橋」というのがありまして……(神宮橋のこと)。そこに週末、皆で集まっていたときはほぼ必ずつけていました!

※神宮橋:JR原宿駅近く。ヴィジュアル系のコスプレイヤーが集まる「聖地」として知られていた

―― 包帯を巻くファッション、周囲はどんな反応でしたか?

 わりとスルーだった気がします。バンギャの方では皆、包帯を巻いていたので普通でしたし。

 親も「カッコ悪いよ」とかなんだかんだ言いつつも、やめさせるようなことはしませんでした。

―― 理解がある。

 正直、今でも包帯はカッコいいと思っていますが、巻かなくなりました。自他を理解し、他人からの見られ方も意識するようになり、節度を持った中二マインドをもつ大人になったのだと思います。

本企画では取材させていただける読者の方を募集しています

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