不倫騒動で6月から無期限で活動を自粛しているお笑いコンビ「アンジャッシュ」の渡部建さんが12月3日、都内で記者会見を開き、一連の騒動についてあらためて自らの口で謝罪しました。
6月11日発売の『週刊文春』で不倫問題を報じられ、同月10日から芸能活動を自粛していた渡部さん。当時は所属事務所のWebサイトを通じて、「今回の報道に関しましては、私の不徳の致すところであり、家族を深く傷つけ、また、普段お世話になっている仕事関係の皆さま、応援をしてくださる皆さまに対し多大なご迷惑をおかけしたと大変猛省しております」とし、妻の佐々木希さんにも謝罪したことを明かしていました。
記者会見の冒頭では、後の質問で7~8キロ痩せたという体がさらに小さくみえるほど憔悴(しょうすい)した様子で、「本日は大変お忙しい中お集まりいただき、そしてコロナ感染予防対策にご協力いただきありがとうございます。このたび、わたくしがしてしまった大変軽率な行動により、多くの関係者の皆さまに大変ご迷惑をおかけし、そして、多くの視聴者の皆さまに大変不快な思いをさせてしまったことを心より深くおわび申し上げます。本当に申し訳ございませんでした」として、深く頭を頭を下げて謝罪。
騒動後、謝罪会見が遅くなってしまったこと、不適切な場所での不貞行為についても「深く深くおわび申し上げたいと思います。本当に申し訳ございませんでした」と重ねて頭を下げました。
『週刊文春』での報道については心当たりのないものもあったとしながらも大筋で認めており、「複数の女性との関係があったことは本当。最低なこと」と説明。騒動後には佐々木さんと相手女性が電話で話をする機会もありましたが、結婚前のことにできないかと考え、「卑劣なやり方だが、最後に会ったのは結婚前」と口裏を合わせるよう促す行動をしてしたことも告白。また女性とは、とある人からの紹介で出会ったとして、「(遊べる女性と)真に受けてこういう行為に及んでいた」と説明しています。
佐々木さんについては、今回の不倫騒動を初めて知った際「ものすごく取り乱していた」とし、「なぜ」「言葉では信じられない」「これからの生き方で信頼を回復してくれ」といった言葉をかけられたとのこと。この一件以降、「(佐々木さんが)どこにいっても好奇の目で見られる中、笑顔で気丈に振る舞っているという声を聞いて心苦しい」と明かした上で、自身は信頼を少しでも回復できるよう振る舞っているとし、「何十年後かに振り返って、この騒動があってよかったんじゃないかと言ってもらえる人生を」と佐々木さんに言われたことを明かし、そこを目指したいと話しました。
なお、こうした状況を佐々木さんが受け入れている理由は何だと思うかと問われると、「家族というものがあって、子どものこともあり、家族でもう一度力を合わせてやっていきたいと考えてくれているのだと思う」とし、自身も子どもの成長も見届けたい思いがあると説明しています。
また、なぜ多目的トイレを使用したのかについては、「僕の自己中心的な考えというか、ばかなことというか」と 自身の至らなさを繰り返し言及。そういう性癖なのかという身もふたもない質問に「そういうことではないが、そう思われても仕方ない。自分勝手な思いで、不適切な場所を選んでしまった」とした上で、「そういった場所を普段利用している方にご不便とご迷惑をおかけして、深く反省している」と重ねて謝罪しました。
複数女性と関係を持っていたことについて、性依存ではないかと問われると、騒動後に心療内科で3〜4回、総合的なカウンセリングを受けたが、依存症ではないと診断されたと回答。薬を処方してもらうこともできたが、もらうことはなかったとのこと。他に病気があったかについては「うつ病とかではなかった」と答えました。
なぜ今会見なのか 復帰会見か謝罪会見か問われ“謝罪会見”
約2週間に開催を決めたというこの謝罪会見を開いた理由について、一部では、年末の「絶対に笑ってはいけない」シリーズへの出演をもって仕事復帰をするのではとの報道がありましたが、渡部さんは「放送番組に関しては私の口からは言えない」とコメント。
仮に復帰があるとするなら謝罪会見を行った後というのが筋だというスタンスは崩さなかったものの、一連の報道に対する謝罪会見前に仕事を再開していたのなら、説明が矛盾していると報道陣に突かれると、「申し訳ない」と謝罪を繰り返し、「自分の口からは言えない」の一点張りに。「放送前の番組内容については明かせない」と説明しましたが、記者からは「否定しないということはしていたと考えていいんですね」と再三にわたって詰め寄られ、大粒の汗を流しながら「本当にごめんなさい」と繰り返しました。
また、会見前に「ダウンタウン」の松本人志さんが「あえて会見の前に。。。オレと渡部の共演は当分無いと思うよ〜」とツイートした件については、「諸先輩にご迷惑をおかけしているが申し上げられない」とコメントしています。
一方で、文春からのインタビューを受けることで報道が収束し、謝罪会見をしなくて済むのではとの考えもあり、所属事務所と協議した結果、文春のインタビューを受けて今回の騒動への謝罪を終わりにしようとの結論に至ったとも。それに対しては、「後悔している。どう考えても逃げだった」と心情を明かしました。
相方の児嶋一哉さんとは、騒動後に何度も連絡を取り合っていたが会って話したのは一度だけ。今後のコンビとしての活動については「今はおこがましくて言えない」「気持ちはあるが迷惑を掛けたくない」としながらも、「話し合っていきたい」と説明。謝罪会見を開くことは電話で伝えた年、「誠心誠意謝れ」と言われたことを明かしました。
復帰については白紙としており、関係各所への謝罪は直接会ったり、電話で済ませており、「これだけのことをしたのでしっかり反省しなさいと叱咤(しった)いただいた」と回答。違約金は、個人として支払いを済ませていることも明かしましたが、具体的な金額については伏せました。
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