やばい予感しかしない 過去映像だけで作られたドラマ「蛭子さん殺人事件」がカオスでトレンド入り

もはや発想の勝利。

[辻英実，ねとらぼ]

　テレビ東京が有する過去映像＆映像資料のみで作られた1時間ドラマ「撮影の、一切ないドラマ」が、12月12日21時よりBSテレ東で放送されます。第1弾は、漫画家の蛭子能収さんが殺人事件の犠牲者という役柄で登場します。過去映像だけで殺害される主役……？

気になりすぎる（画像はテレビ東京 公式サイトから）

　蛭子さんは「田舎に泊まろう!」や「TVチャンピオン」「ローカル路線バス乗り継ぎの旅」など、テレビ東京のさまざまな番組に出演。そのたび、「温泉？　めんどくさくない？　服を脱いだりするのが」とぼやいたり、ルールを無視してタクシーを使うことを提案したりと、マイペースでユニークな言動がたびたび話題となっていました。

　今回放送されるドラマ「撮影の、一切ないドラマ　蛭子さん殺人事件」は、テレビ東京に眠る蛭子さんの過去映像を集結させ、音声のみを新録して製作されたもの。COVID-19（新型コロナウイルス感染症）の影響で多くの規制がかかる中、一切撮影をしないという斬新な手段に踏み切っています。その発想はなかった。

　物語のあらすじは、蛭子さんが、イギリスのテレビ局から密着取材を受ける直前、何者かによって殺害されてしまうことから、急きょ番組内容を変更し、その謎に迫るというストーリー。テレ東の番組概要欄には、蛭子さんは消息を絶つ直前に“スタジオで女王様にムチで打たれ、縛られていた”という謎の伏線まで張られています。ストーリーもやばそう。

ここら辺の映像も使われるんだろうか……（画像はテレビ東京 公式サイトから）

　斬新な製作過程と、“蛭子さん殺人事件”という不穏なワードにネットでは「!?」「????」「なにこれ！　気になる」「あらすじだけで既に面白い」「テレ東攻めるなあ」など、衝撃を受けたコメントが相次ぎ、一時Twitterのトレンドに浮上。また、「過去映像だけで作り上げるドラマって発想がすごい」「どんな編集になってるのか非常に興味ある」「殺されそうな要素ないけどな」など、ドラマの仕上がりに興味津々な声が上がっています。