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「交通崩壊はじまった」 都営地下鉄大江戸線、運転士15人が新型コロナ感染と発表 28日朝は通常通り、以降は1月11日まで運行3割カット

濃厚接触者を含む自宅待機も8人。

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 東京都交通局は2020年12月26日、「都営地下鉄大江戸線の運行について」と題したプレスリリースを発表。大江戸線の運転士15人から「COVID-19(新型コロナウイルス感染症)」の感染を確認したと明らかにしました。

都営大江戸線 新型コロナ 7割
年末年始の運行ダイヤについて発表した都交通局のリリース(画像は都交通局のプレスリリースより)

 発表文によると、12月15日から25日までの間に感染を確認した地下鉄運転業務に従事する職員は15人。このうち23日に感染を確認した職員1人はすでに復帰したそうです。また、25日時点で濃厚接触者5人(乗務員4人を含む)、PCR検査を受けるために3人、合わせて8人が自宅待機となっています。

 大量の職員が一斉に療養・待機となったことを受けて、大江戸線では12月27日から1月11日までの期間、通常の7割程度で運行することを決めました。12月28日の通勤時間帯は通常通りの運行となりますが、以後は体制が整い次第、通常通りの運行に戻していく予定となっています。

都営大江戸線 新型コロナ 7割
23日の発表から続いていた新型コロナ関連の発表
都営大江戸線 新型コロナ 7割
影響を受ける大江戸線の路線図

 この発表をみたネットユーザーからは「交通インフラの崩壊がはじまった」「医療崩壊と交通崩壊が同時にきた」など、日常的に使う「鉄道」というインフラの現場で起きた感染者大量発生に危機感を感じ取った反応が多くみられました。

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