advertisement
フォルクスワーゲン・グループ・コンポーネンツは、電気自動車(EV)への充電を自動で行う「モバイル充電ロボット」のプロトタイプを発表しました。ドロイドのような見た目がかわいい。
動画が取得できませんでした
充電ロボットのコンセプト映像(フォルクスワーゲン公式YouTubeチャンネル)
「モバイル充電ロボット」は、スマートフォンのアプリまたはV2X(Vehicle-to-X)通信などで充電を要求されると、バッテリーステーションからバッテリーユニットを引っ張り、電気自動車のそばに移動します。
充電ソケットのフラップを開き、充電プラグを接続し、充電完了後にプラグを切り離すまでの、全ての充電プロセスを人の手が加わることなく完了させられるとしています。充電作業を終えると、ロボットはバッテリーユニットをバッテリーステーションに持ち帰ります。
自動車の充電中にロボットはその場から離れ、別のバッテリーユニットを引っ張って、ほかの電気自動車の充電作業に対応できるようになっているため、地下駐車場などの充電設備のスペース確保が難しい場所でも活躍が期待できます。
この充電ロボットは2019年12月にコンセプトムービーが公開されていたもの。プロトタイプの段階にあり、今後も本格的な運用を目指して開発が進められていきます。
市場への導入時期などについては未定となっています。電気自動車を充電するためにロボットが駐車場を駆け回る……という世界も、もうすぐ夢ではなくなるのかもしれません。
動画が取得できませんでした
充電ロボットの仕組み(フォルクスワーゲン公式YouTubeチャンネル)
(大泉勝彦)
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
- 「ヒト型T-HR3」「観戦支援」から「ハンマー回収」まで 東京五輪で活躍する「トヨタ製ロボット」がいろいろすごそう
ミライトワ/ソメイティロボットと握手したい。 - 受け継ぐASIMOの魂 ホンダがロボティクスに注力する理由
ホンダが新しいロボットをCES 2019で披露。 - 今回は何が使われる? トヨタ、東京五輪聖火リレーの最高位パートナーに就任 先導車などにトヨタ車使用
過去にはクラウンエイト、初代プリウスなどを使用。 - もうハンドルは不要 フォルクスワーゲンが自動運転EVのコンセプトカー「I.D. VIZZION」を公開
コンセプトカー「I.D.」シリーズの第4弾。(画像60枚超) - これが夢のマジン○ーZか、ガンダ○か? トヨタの第3世代ヒト型ロボット「T-HR3」がすごい
操縦者の動作と完全連動し、「まるで自分の分身」であるかのように操縦可能に。