米バンド「フー・ファイターズ」が1月13日、新作アルバム「メディスン・アット・ミッドナイト」のリリースに合わせて山形の老舗・楯野川酒造とコラボレーションしたオリジナル日本酒「半宵(読み:はんしょう)」の発売を発表。フー・ファイターズの楽曲を聞かせながら醸造するというユニークな試みが「オー、マイ、ゴッド」「何事なの」「Foo SAKE!!」と国内外のファンを巻き込み話題になっています。
フー・ファイターズは元ニルヴァーナのドラマー、デイヴ・グロールを中心にしたゴリゴリのロックバンド。2021年に25周年を迎える現在も精力的な活動を続けており、グラミー賞11冠、アルバム総セールスは3000万枚超と世界的な人気を誇ります。
2015年のフジロック・フェスティバル、2017年にはサマーソニックにヘッドライナーとして出場するなど、たびたび来日しているフー・ファイターズ。日本発の企画として作られた2種類の純米大吟醸酒は新作のタイトルにインスパイアされ、日本語で「ミッドナイト」を意味する「半宵(読み:はんしょう)」と命名。ラベルの文字は「Foo Fighters」のテキストを漢字風にアレンジしたもので、遊び心あふれるビジュアルも映えること間違いなしです。
メンバーのうち特にグロールは大の日本酒好きとして知られ、それぞれ「碧」「銀」と銘打たれたコラボ酒のテイストには、趣味と実益を兼ねて彼らの好みがバッチリ反映。「碧」は華やかな香りと軽快な甘みや味わいが感じられる、バンドの飾らないポップな一面にフォーカスした優しい口当たりの一本。「銀」は重厚感があり後味のキレのいい味わいで、彼らのロックな一面に光をあて醸造された凛としたたたずまいを感じさせる一本と紹介されています。
日本国外のファンからは「フー・ファイターズが酒? フーファイが酒を造ったの?」と戸惑う声もあれば「デイヴが自粛期間中に何をしていたか分かったよ、醸造って手間暇かかる作業だもんな」「これはかなりロック」と喜ぶ声も。漢字風ラベルは好評で「日本のファンはいる? なんて書いてあるか教えてよ」と首をかしげるファンや「フー・ファイターズを漢字にしたんだね! めちゃくちゃクールじゃん」と高く評価するコメントも見られました。
また日本のファンもフー・ファイターズが予想外の方向から示した日本愛へ「フーファイコラボの日本酒ってどういうことなの!? ウィスキーとかじゃなくて?(笑)」と戸惑うコメントを投稿。「山形、日本酒…すごく嬉しい!」「フー・ファイターズと日本酒という謎コラボ好き」と喜ぶ声も投稿されています。
フー・ファイターズがプロデュースした日本酒は、アルバム発売と同日2月5日にリリース。楯の川酒造の特約店、公式オンラインショップ、さらにタワーレコードの一部店舗で販売を予定されています。
【追記:2020年2月1日10時00分】
販売に関する詳細は酒造の公式サイトで発表。2月1日時点で予約分は完売となっています。
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