愛犬と暮らす人のための災害対策をまとめた書籍『決定版 犬と一緒に生き残る防災BOOK』が、1月9日に日東書院(辰巳出版グループ)から発売されました。
地震や水害などの災害に見舞われることが多い日本ですが、コロナ禍においては避難所生活をためらってしまうケースもありそう。同書は“愛犬と一緒に生き抜く”ことを目的とした災害サバイバルブックで、状況に合わせたさまざまな避難方法を提案しています。
はじめに書かれているのは「モノより大事なのは想像力」という言葉。防災グッズをそろえることも必要ですが、「外出時に災害にあった時には」「犬が逃げ出してしまった時には」など、あらゆるケースを想定しておくことが大切だとしています。
「災害シミュレーション・チャート」では、犬と外出中・在宅中・飼い主のみ外出中の3つのケースを紹介。帰宅できるのか・できないのか、家にいると危険なのか・安全なのか……などを選んでいくことで、避難生活の形を考えることができます。
実際に同行避難する際に必要なものはイラスト入りで紹介。小型犬・子犬と中・大型犬のタイプ別に用意しておきたいグッズを取り上げています。
災害時に配給されるのは人間用の物資が優先なので、ペット用のフードや薬を用意しておくのも大事なこと。フードなどを補充しながら消費していく「ローリングストック法」の紹介もしており、ペットシーツなどの消耗品もこの方法で備えることを提案しています。
モノの備えで覚えておきたいのは、迷子札やマイクロチップなどの犬の身元表示を用意しておくこと。避難訓練で実感を得る、家の中の安全対策などのページも役に立ちそうです。
『決定版 犬と一緒に生き残る防災BOOK』の監修はNPO法人・ANICE(アナイス)と村中志朗さんで、編集は富田園子さんと犬防災編集部 。ソフトカバー/128ページで定価は1430円(税込)です。
(C)TATSUMI PUBLISHING 2021.
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