お笑いタレントの東貴博さんが1月26日、駒澤大学法学部政治学科を社会人特別入試で受験し合格したことをラジオ番組で報告しました。
同日、自身が火曜パーソナリティーを務めるニッポン放送「高田文夫のラジオビバリー昼ズ」の生放送で「私、4月から大学生になります」と告白した東さん。入試の手応えがなかったことから、受験したことも黙っておこうと考えていたものの、先週末に合格通知書が届いたことを明かし、「ちょっと、やっぱりうれしかったです」と喜びました。
続けて、なぜ50代にして大学受験を考えたのかを説明。東さんは、昭和を代表するコメディアン・東八郎さんを父に持ち、Wikipediaでは東八郎さんは中学校を卒業したとされていますが、実際は卒業していないのだそうです。東さんは中学時代、父から「俺、小卒なんだけど、大学に憧れがある」「お前には大学行ってほしい」と言われ大学進学を意識するようになり、専修大学附属高等学校に通ったのだと明かしました。
しかし、東さんは当時、大学受験に失敗し浪人。その折に東八郎さんが脳出血で急逝してしまいます。一家の大黒柱を失ったことと5人兄弟だったこともあって「大学キツいな」と進学を断念。父の預り弟子だった「欽ちゃん(萩本欽一)のところに行って一獲千金をもくろんでいた」と回顧しました。
芸能界で活躍し、「それなりに仕事にありつけるようになって、もう(大学進学を)諦めていた」と話す東さんの気持ちを揺り動かしたのは、師匠である萩本さんの大学入学。萩本さんは2015年、73歳にして社会人入試制度を使い駒沢大学仏教学部に合格(その後自主退学)。これに東さんは「行けるんだ。そんなシステムがあるんだ」と刺激を受けたそうで、心の奥底にあった大学に行きたい気持ちが再燃。コロナ禍で時間の余裕ができたこともあって、コツコツと勉強を重ねてきたことを語っています。
試験内容は小論文と面接・口頭試問が主で、テーマのヤマを張っていた小論文は予想が外れたことで苦戦、得意だと思っていた面接も、面接官から「入学したい気持ちは伝わるが、卒業に関してはどう考えているか」と問われ、何年掛かっても卒業するつもりだと伝えるとかえって怒られてしまったことを振り返りながら、最後は、「金持ちだけど、学割は使います。学生だから」と春からの大学生生活に思いをはせました。
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