「世の中がこんなふうになるなんて想像できなかった」「本当に産んでよかったのかと不安がよぎる瞬間がある」――COVID-19(新型コロナウイルス感染症)の流行によって思わぬ悩みに襲われる母親を、ほかならぬ子どもの笑顔が救った漫画に心があたたまります。
作者は、2児を育てる様子を漫画や絵にしてTwitterで公開している、なかのいとさん(@nakanoito1)です。
新規感染確認者数の報道が当たり前の日常と化してしまった昨今。なかのいとさんは、まだ0歳の娘(こもちゃん)を抱き抱えながら思います。「こもちゃんは、ずっとお家の中で育つのかねー」
そして続々と湧き上がる悩み……。「子供たちを授かったとき、世の中がこんなふうになるなんて想像できなかった」「無責任だと知りながらも、本当に産んでよかったのかと不安がよぎる瞬間がある」
そんな最中、「ふぇふぇ、えごうー、えふ、ふぇー」とこもちゃんの声。泣いているだけかと思ったら、顔を見てみるとにやっと笑っているような気がします。その後も声を発し続けるこもちゃんの喃(なん)語デビューに「しゃべってる、しゃべってるよ!」と感心していると、ふとこもちゃんが、じっと見つめてきました。そして……。
「にかっ」と満面の笑み!
すかさず「こもちゃん、笑ってくれたの!?」と問いかけると、「えごー」とお返事。これにはなかのいとさんも「天才、癒し、かわいすぎ〜〜〜〜!!」と大興奮!
悩みや不安に襲われることはあるけれど、そのたびに子どもたちは、うれしいものや、優しいものや、美しいものがこの世界にはたくさんあることを思い出させてくれる。だから、大丈夫だと思える――窓の外の青空は、まるで、なかのいとさんの心のように晴れわたっているのでした。
作品提供:なかのいとさん(@nakanoito1)
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伝わってる。