アニメ「東京BABYLON 2021」、さらなる“多数の模倣盗用”が発覚し制作中止に 「全く新たな制作体制で再出発させて頂くこととなりました」
2020年12月に衣装デザインの模倣が発覚していました。
「【東京BABYLON 2021】プロジェクト」公式サイトで3月29日、アニメーション制作会社によるさらなる模倣盗用が発覚したことから、テレビアニメが制作中止となったことが発表されました。原作者である女性漫画家グループ「CLAMP」の大川七瀬さん、いがらし寒月さん、猫井椿さん、もこなさんの4人と協議の上、新しい制作体制で再出発することを伝えています。
当初は、アニメ制作会社「GoHands」制作のもと4月からスタートする予定だったアニメ「東京BABYLON 2021」。しかし2020年12月に主人公である皇昴流の「陰陽師の装束」と皇北都の「黒のジャケット及びピンクのドレス」の2点のデザインが模倣であることが発覚し、アニメの放送開始も延期すると発表されていました。
アニメ公式サイトでは「過日、アニメーション制作会社によります【模倣盗用】が発覚した後、コンプライアンスを順守し二度と同様の事態を発生させないように、委員会として全てのプロダクトの見直しを行って参りました。その結果、残念ながらご指摘を受けましたキャラクターの衣装設定2点以外にも、多数の模倣盗用があることが判明いたしました」とさらなる模倣盗用が明らかになったことを報告。制作会社に対する管理不行届きだったことを謝罪するとともに、「現制作会社との信頼関係の欠如により制作続行は不可能と判断し、【東京BABYLON 2021】プロジェクトは制作中止とさせて頂きます」と伝えています。
今後については、「改めてCLAMP先生、製作委員会にて協議の上、全く新たな制作体制で再出発させて頂くこととなりました」と加えて報告。原作者や関係者、ファンに謝罪しながら、「CLAMP先生の【東京BABYLON】という大切な作品を、ファンの皆様が心より楽しんで頂けるように新たな体制で一日も早く作品をお届けできますよう、必ずや誠心誠意、製作委員会として努力してまいります」と締めています。また、この決定に伴い、公式サイト、Twitter、Instagramは4月30日に閉鎖されます。
当初から、原作とは大きく異なったキャラクターデザインや衣装デザインにファンからは残念がる声が多数あがっていた同作。“再出発”の報告に対しては、「今度はちゃんと原作通りのキャラデザで再開してほしい」と願う声とともに、「衣装も漫画のままがいいよ素敵だから」「CLAMPがしっかり関わって衣装デザインした東京BABYLONが見たいな」と、衣装についても原作に忠実なデザインにしてほしいという声が多くあがっています。
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