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うつの心を再び動かしてくれた、ある“きっかけ”を描いた漫画に共感 「めちゃくちゃわかる」「勇気付けられました」(1/2 ページ)

ささいなきっかけでも、大きなきっかけに。

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 厚生労働省によると、100人のうち約6人が生涯のうちに「うつ病」を経験するんだとか。紹介するのは「うつ」になった心が、動きだす。そのきっかけのお話です。

 マンガ家のわくまる(@w_tokushun)さんは、ある日突然に「うつ」になってしまいます。


うつの心が動き出した話


 何を食べても、美しいものを見ても、心が動かず、自分の心が死んでしまっていることに気が付いたわくまるさん。「うつ」を自覚し、お休みを取ることに。

 編集チームからの理解も得られ、休養へと入るのですが、その日々は想像以上に大変でした。


うつの心が動き出した話

うつの心が動き出した話

 ただ過ぎていくだけの時間。さらには自分の作品までも「くだらなく」思えてしまうように。そんなわくまるさんを救ったのは……。


うつの心が動き出した話

 いつも部屋の中に、目の前にある「ホコリ」が陽に照らされていた。それだけのことなのに、わくまるさんの心に「キレイ」という感動が芽生えたのです。

 唐突に覚えた「感動」に、心が再起動。日常を取り戻し、連載に向けての準備を始めたわくまるさん。この経験を残そうと、こうして作品に仕上げ、公開したといいます。


うつの心が動き出した話

 公開後のコメントには、「私も同じように、一瞬の光から回復に向かう経験をしました」「カーテンの埃の感動めちゃくちゃわかる」と、同じ経験をした方からの声もあれば、「経験を漫画にして下さってありがとうございます。心が動く瞬間は些細な事ですが、それが大きなきっかけになるんですね」「勇気付けられました」「少し気が楽になりました」と、わくまるさんの経験を知ることで、心が動いた方からの声も。作品を通じての経験の共有が、いろいろな人の心が響いたようです。

 わくまるさんは、惑丸徳俊(わくまる とくしゅん)の名前で作品を公開中。『超訳 人間失格』(アスコム・刊/齋藤 孝・著)では、カバーとマンガパートを担当している他、現在はやじまけんじさん、ホリプーさんらとともに、鈴木おさむさん原作「おばけと風鈴」の連載準備をしているそうです。




※作品提供:わくまる(@w_tokushun)さん


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