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「令和の金剛力士像だ」「100年後の教科書に載りそう」 恐らく人類初の“木彫りVRデバイス”がすごい存在感(1/2 ページ)

遠い未来、VRデバイスが“神”を象徴するアイテムとして認識されるかも……?

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 VRデバイスをその使用者とともに木で形にした、恐らく人類で初めての彫刻作品が「100年後の教科書に載りそう」「オーパーツ感がすごい」と話題になっています。

木彫り VRデバイス 三脚 彫刻 村田勇気 Murata Yuki 「任意のアトリビュート」(作・村田勇気さん)

 彫刻家・村田勇気(Murata Yuki/@murataart)さんによる作品で、作品名は「任意のアトリビュート」。HTC VIVEのVRヘッドセットやコントローラーが驚くほど精巧に作られており、それを携えた人物は今にも動き出すのではないかと思うほどの生々しさです。写実的な作品ですが、異質かつ神聖な存在感にさまざま想像が膨らみます。


木彫り VRデバイス 三脚 彫刻 村田勇気 Murata Yuki 生きているような存在感

 古来からある木彫技法で最新の“VRデバイス”を表現した作品に、Twitterでは「すごすぎる」「新しい」と衝撃を受ける声が寄せられ、他にも「法具を携えた新たな仏のようだ…」「500年後、神社に祭られてそう」「令和の金剛力士像だ」など、守護神あるいは祭事の装いに見えるなんて声も上がっています。

 ちなみに、ユニークなアート作品として海外ユーザーからも称賛の声が寄せられており、有名なSF小説『ニューロマンサー』の作者であるウィリアム・ギブスン氏(@GreatDismal)もリツイートするなどの反響を呼んでいます。


木彫り VRデバイス 三脚 彫刻 村田勇気 Murata Yuki 数百年後に発見されたら……と想像するとまた面白い

 村田さんに作品について伺うと、制作期間はおよそ半年。人物の周囲に置かれたベースステーション(センサー)と三脚も木で作っていて、さらになんと電源のコードは蔦(ツタ)のつるを使って表現しています。メインの木材は樟(クスノキ)。



 「任意のアトリビュート」は、2019年に岡山県立美術館で開催された「秀桜基金留学賞10年 そして『今』展」が初出。また2020年には、川崎市岡本太郎美術館で開催された「第23回岡本太郎現代芸術賞展」にて入選作品として展示されました。そして現在、富山県砺波(となみ)市の「ギャラリー無量」であ開催されている村田さんの個展「CIRCUM-SCRIBE」にて同作品が展示中なので、実物を見たい方はこちらをチェックしましょう。期間は5月31日まで。

 村田さんのInstagram(@murataart)では制作過程も一部公開中。以前にTwitterでも話題になった「木で絵の具を彫ってみた」作品なども見ることができますよ。





画像提供:村田勇気/Murata Yuki(@murataart)さん

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