本田技研工業(ホンダ)の航空機事業子会社・ホンダ エアクラフト カンパニーは5月26日(現地時間)、小型ビジネスジェット機「HondaJet」の最新型「HondaJet Elite S」を発表しました。
HondaJetは、2015年にデリバリーを開始したビジネス層や富裕層向けの小型ジェット機。小型ジェット機カテゴリーでの販売も好調(関連記事)で、2018年5月には飛行効率をより高めた進化モデル「HondaJet Elite」(関連記事)も登場しています。
最新型となるHondaJet Elite Sは、従来モデルよりさらに運用性能を拡充させ、操縦性も高めました。
まず、最大離陸重量を200ポンド(約91キロ)増加。より多くの荷物を積載する、あるいは燃料搭載量を増やして航続距離を最大120海里(約222キロ)伸ばすことが可能になります。
飛行用電子機器システム(アビオニクスシステム)もアップグレード。パイロットの負荷を軽減させ、機体運用の安全性も高めるとします。無線通信をテキストメッセージで行うFAA Data Comm、周囲の航空機情報を監視し特定の天候条件下でもパイロットの地上操縦時の負荷を軽減するASAS(Advanced Steering Augmentation System)システムも標準搭載しました。
新カラーバリエーションとして「ガンメタル」「ラックスゴールド」「ディープシーブルー」の3色を用意。ロゴマークには赤色の「S」字を追加し、機体カラーに応じたロゴカラーのカスタマイズ注文もできます。
また、HondaJet Elite Sの発表ともに、“ビジネスジェットの常識を覆す”とするスペシャルコンセプトデザインの「Elite S初号機」の姿も公開。ジェット戦闘機を連想する精かん、スマートな印象、これはかっこいい……!
(大泉勝彦)
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