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「フルハウス」ジョン・ステイモス、ゲイキャラへの心ない意見に痛快反論 ディズニー新作「クルエラ」で初の試み(1/2 ページ)

「101匹わんちゃん」のヴィラン誕生ストーリー。

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 俳優ジョン・ステイモスが現地時間6月1日、Twitterを更新。ディズニー新作映画「クルエラ」に登場するゲイの登場人物への批判に、痛快なコメントで言い返し称賛を浴びました。同作は「101匹わんちゃん」に登場する同名のヴィランが誕生するまでを描いた前日譚。アニメ版や実写版「101」のおなじみキャラが登場する一方で、「クルエラ」独自の新キャラも登場しそのうち1人はゲイとして描かれています。

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1987年から1995年まで放送された「フルハウス」(画像はジョン・ステイモス公式Instagramから)
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映画「クルエラ」本予告編【少女はなぜヴィランになったのか編】

 「クルエラ」に登場するアーティ(ジョン・マクリー演)は、デザイナーとして成長していく主人公を支え、物語で重要な役割を担います。しかしオリジナル版には登場しないキャラへの反発も見られ、共和党議員候補のオマール・ナヴァロは5月31日、自身のTwitterへ「ド派手なゲイキャラに幼少期を台なしにされた」と憤りを投稿。「ディズニーはLGBTの議題を強引に認めさせようとしている」と批判しました。

 ステイモスはこのツイートを引用すると「だとすれば、きみが『フルハウス』を見ていないということを願うよ」と投稿。「3人の独身男がひとつ屋根の下に同居して、サンフランシスコで子育てする話だからね」と代表作に触れてナヴァロ候補の発言へ拒否感を示し、暗に時代遅れと批判しました。


 2人のツイートは大きな反響を得ていて「もしかしたら『フルハウス』のパパ3人のうち、誰かゲイだった可能性があるとずっと考えていた」「この議員候補は、ママから“優しい言葉をかけられないのなら、何も口にするな”と習わなかったのかな」とナヴァロ候補への批判が相次ぎました。また「こんなことをいう人は当選しないだろうね」とナヴァロ候補の過去の犯歴を引き合いに出し、さらなる炎上まで発展しています。

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ゲイとして描かれたアーティー(画像は「クルエラ」公式Instagramから)

 6月はプライド月間と定められ、LGBTQコミュニティーへ支持やサポート、連帯を示す運動が各地で行われています。議員はこの騒動後もLGBTQへ批判的な姿勢を崩さず、「クルエラ」以外にも性的マイノリティーキャラを登場させたり、公式SNSでプライド月間へのサポートを投稿したりした作品について「ボイコットしよう!!」と呼びかけを続けています。

 なおステレオタイプな描かれ方を含め、改善点は多いと指摘されているものの、アーティーはディズニー作品に初めて登場したゲイを公言するLGBTQのキャラ。同社は2017年公開の実写版「美女と野獣」にも、初のゲイキャラとされる人物を登場させていましたが、このときはビル・コンドン監督がスクリーン外で設定を発言するにとどまり、劇中ではっきりとした描写はなされませんでした。

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