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「性暴力を容認しない」意思表明バッジ 学生団体がデザインコンテスト

被害の防止や軽減、被害者のケアなど積極的な介入する「アクティブバイスタンダー」の周知などが目的。

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 性暴力被害者が相談しやすい環境づくりと、「アクティブバイスタンダー」の認知向上を目指し、慶応大学の学生団体「Safe Campus」が、全国の学生からピンバッジのデザインを募集する「アクティブバイスタンダーバッジコンテスト」を実施中です。

 同団体は、性暴力・性差別のないキャンパスの実現に向けて問題提起や意識啓発、政策提言を行う活動をしています。バッジコンテストは、被害者が相談しにくい現状を変えるとともに、被害の防止や軽減、被害者の相談にのるなど積極的に介入する第三者「アクティブバイスタンダー」の存在を広く知らせるため、ピンバッジを作成することを目指しています。

アクティブバイスタンダー 約半数の性暴力被害者が相談をしないという現実。第三者による相談しやすい環境づくりや「性暴力を容認しない」という姿勢を示すことが必要

 「Safe Campus」は全国の学生を対象に、「私は性暴力に断固として反対する」というメッセージが伝わり、日常的につけられるバッジのデザインを募集しています。グランプリ作品のデザインでピンバッジを生産。全国のジェンダーや性暴力に関する活動を行う学生団体や被害者支援カウンセラーなどに配布する予定です(※バッジはつけている人の専門的な知識や安全性などを保証するものではありません)。

アクティブバイスタンダー 被害も加害も生まない、被害者を孤立させないための取り組み

 デザインの募集の締め切りは6月30日23時59分、結果発表は7月下旬の予定。グランプリの賞品はAmazonギフト券2万円となっています(コンテストの詳細)。

アクティブバイスタンダー クラウドファンディングでの資金集めも実施中

 また、バッジ生産やコンテストの賞金のための資金集めにクラウドファンディングも実施。お礼のメッセージやサイト上へのクレジットをリターンとして、500円から支援が可能です。こちらも期間は6月30日23時59分まで。

7月27日追記

 コンテストの結果が発表されました。クラウドファンディングは目標の120%に達する額を集めて終了しています。

(谷町邦子 FacebookTwitter

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