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「機界戦隊ゼンカイジャー」でまさかの「ジェットマン」パロ トレンディどころかトラウマ再燃!?

許されるライン超えた? 「当時のPにわびろ」などファン混乱。

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 スーパー戦隊シリーズ45周年記念作として放送中の「機界戦隊ゼンカイジャー」ですが、7月4日放送の第18話がいつもにましてカオスな内容を展開し、視聴者たちの間で歓喜と戸惑いの声が交錯しています。サブタイトルは「いのち短し、恋せよゼンカイ!」。恋愛といえば空を飛ぶあの戦隊。最終回で、あ、頭が痛い……。

※以下、「ジェットマン」のネタバレもあります

機界戦隊ゼンカイジャー 鳥人戦隊ジェットマン トラウマ
「ジェットマン」ネタ全開で戦隊史上空前の恋愛騒動?(テレビ朝日公式サイトから)

 今回出現した敵は、人々を些細(ささい)なきっかけで恋に落とすレンアイワルド。その強力なパワーのせいで、ゼンカイジャーのメンバーは、ジュラン(ゼンカイジュラン・CV:浅沼晋太郎さん)はガオーン(ゼンカイガオーン・CV:梶裕貴さん)と、マジーヌ(ゼンカイマジーヌ・CV:宮本侑芽さん)はフリント(森日菜美さん)と、ツウカイザー・ゾックス(増子敦貴さん)は一般のキカイノイドの娘と、ブルーン(ゼンカイブルーン・CV:佐藤拓也さん)はリーダー・五色田介人(駒木根葵汰さん)の中学時代の同級生・花恋と、それぞれ恋に落ちてしまいます。未就学児も多数見ているはずのニチアサ枠にもかかわらず、早々にお茶の間が凍りそうな展開です。

機界戦隊ゼンカイジャー ジュラン 浅沼晋太郎 ガオーン 梶裕貴
いきなりのBL描写も(テレビ朝日公式サイトから)

 さらに、作戦がうまくハマったレンアイワルドは、恋愛パワーをレベルアップ。すると恋仲になっていたカップルたちは嫉妬と束縛の方向へ暴走を開始し街中もゼンカイジャー内もケンカの渦に。そこで介人はゼンカイザーに変身し、相棒の鳥型ロボット・セッちゃんの「なんとなく」とのアドバイスで“トレンディ戦隊”の異名を取る鳥人戦隊ジェットマンのギアを使います。すると場面は一転、ゼンカイザーとゼンカイマジーヌの結婚式のシーンに。そして、列席しているメンバーの1人が「それにしても遅えなあレンアイワルド」とつぶやくと、結婚式場に向かっているレンアイワルドの姿が映し出されます。この一連の展開は、「ジェットマン」最終話をのラストシーンをまるまるパロディーにしているのです(しかも画面が16:9から急きょ4:3に変わるという念の入れよう)。

機界戦隊ゼンカイジャー 鳥人戦隊ジェットマン
スーパー戦隊シリーズ第15作「鳥人戦隊ジェットマン」(テレビ朝日公式サイトから)

 「ジェットマン」最終話では、敵組織を倒したあと、レッドホーク・天堂竜とホワイトスワン・鹿鳴館香の結婚式に向かう途中のブラックコンドル・結城凱が、普通のチンピラにナイフで刺されて倒れるという、特撮ヒーローモノとしては空前絶後のラストが繰り広げられています。そんなトラウマ含みの再現を突然見せつけられたファンたちが動揺するのは自明の理。「許されるライン越えすぎだろ!」「よりによって恋愛で色々あったそこを選ぶとは」「なんてひどいジェットマン最終回再現ww」など、怒っていいのか笑っていいのかさえ戸惑う声がネット上に散乱状態となりました。中には「(「ゼンカイジャー」の)白倉プロデューサーは当時のPにわびろ」との声もありましたが、「ジェットマン」のプロデューサーは当の白倉伸一郎さんでした。

 そんな、令和の子どもたち放ったらかし状態に終止した今回ですが、救済策のつもりか、「ジェットマン」最終話の動画が「東映特撮YouTube Official」で限定無料公開されています。詳しくはこちらをご覧いただければ、え? 恐すぎて見られぬ?

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