歌手のT.M.Revolutionこと、西川貴教さんが7月9日にTwitterを更新。9月18日・19日に予定されている自身主催の音楽イベント「イナズマロック フェス 2021」を、有観客で開催する意思を示しました。
7日には、8月開催予定の音楽フェス「ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2021」の中止が発表。次いで8日に緊急宣言が再発令されたことで、東京オリンピックにおいて首都圏の会場は無観客開催となることが取り沙汰されています。さらに9日、京都でロックバンド「10-FEET」主催の野外フェス「京都大作戦」が、10日と11日に予定されていた2週目公演の中止を発表したばかりでした。
こうした中で西川さんは「政府、文化庁からのガイドラインに沿って、県及び開催市の自治体の皆様と感染症対策の徹底をし、準備していきたい」との意思を表明。開催地となる滋賀県の自治体や住民との密な連携を強調しています。地域住民へ向けた説明会を終えたこのタイミングで開催発表に至ったとしており、公式サイトでは三日月大造滋賀県知事、橋川渉草津市長のメッセージも紹介されています。
イナズマロックは地方創生と地域復興を掲げ、地元出身の西川さんを主催として2009年にスタート。2020年はオンライン開催に切り替え、コロナ禍の相次ぐイベント中止で苦境にあえぐライブハウスへの支援を行いました。「我々にしか出来ないことを、我々にしか出来ないやり方で届ける」と決意を示した西川さん。「県が指導する感染予防対策を徹底した上で、皆さまのご来場を心よりお待ちしております」と呼びかけました。
同日、イナズマロックは出演者第一弾として、DISH//、ももいろクローバーZ、MAN WITH A MISSIONらの名前を発表。音楽ファンは「イナズマ頑張れ!」「ほんとにもう中止の文字はみたくありません」「開催できることを切に願います」とコメント。「やっとの思いで開催発表してくれたんだから、行く人全員が責任もった行動しないとね」「オンラインと併用がまだ救いがありそう」と新たな議論の呼び水にもなったようです。
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