メジャーリーグ、サンディエゴ・パドレスのダルビッシュ有投手が7月13日にブログを更新。11日に発表された故障者リスト入りの理由が「左股関節より体調面」だと明かしました。
8日のワシントン・ナショナルズ戦で張りを訴え、3回で降板していたダルビッシュ投手。その後、左股関節周辺の炎症による故障者リスト入りが発表されました。「シーズン前から左股関節の状態があまりよくなく、1か月ほど前からフォームを微調整しながら対応していましたが、前回の登板で痛みを感じたことから早い回で降板した」としつつ、それよりも「体調面」がリスト入りの理由と説明。
「先週月曜日に鼻づまりの症状から薬を飲み、火曜日、水曜日は良かったのですが、木曜日のブルペンから体調不良を感じて、昨日まで治らなかったのでオールスターには行かず、サンディエゴで休むことになってしまいました」とダルビッシュ投手はオールスターゲームを欠場になったいきさつを話します。
聖子さんも14日に「主人は珍しく、激しく体調を崩してしまい、オールスターには行かず、サンディエゴで回復そして怪我をしている箇所の治療や調整となりました」と自身のブログを更新。「昨日辺りからだいぶ良くなってくれて良かったです」と順調に回復していることもアピールしました。
4年ぶり5度目のMLBオールスターゲームに選出されていたダルビッシュ投手は、ロサンゼルス・エンゼルス大谷翔平選手との対戦について「もし投げられたら凄く嬉しいですけど、そうなることを願っています」とコメント。日本人対決として注目が集まっていましたが対戦はかなわず。「オールスターに連れて行って、パレードの車に乗せる」というシーズン前に妻の聖子さんとかわした約束も来季以降へ先送りとなりました。
しかし、股関節に痛みが出たことで「今まで疎かにしていた股関節周りのケアやトレーニングなどに興味を持ち、勉強を始めたことでウィークポイントが自覚できた」と自身の伸びしろをあらためて実感。サポートする側の聖子さんは「私はどんな時も、自分ができる事をするのみ。食事や身の回りのサポートですね。けれど本当に、体調悪くなってから休みの日があって良かったと家族としては思います」とほっとした様子。治療と練習で家を離れるダルビッシュ投手には、焼き肉弁当を持たせて送り出していました。
ダルビッシュ夫婦のこうしたやりとりに「素敵な家族愛ですね」「良いこともそうじゃないことも、まさに人生を生きている、素晴らしい時間」とファンはほほ笑ましくも、陰ながら応援するコメントを残しています。
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