ミュージシャンの小山田圭吾さんが7月16日にTwitterを更新。画像化した長文の声明を投稿し、現在報じられている過去のいじめ問題は事実と認め、被害者への謝罪の意向を示しました。一方で問題視されている東京オリンピック・パラリンピック音楽担当への進退は明かしていません。
ソロユニット「Cornelius」の活動名で知られている小山田さん。ミュージシャンとして30年以上の経歴を持ち、開幕目前となった東京オリンピック・パラリンピックの開会式音楽担当チームの1人として任命されています。
しかし高校時代に、障がいを持つクラスメイトへいじめ行為を行っていたことを自ら語る1990年代のインタビューが問題視され、SNSを中心に炎上事態へ陥り、辞任を求める声が殺到していました。
小山田さんは声明の中で、広く出回っているいじめ内容について、雑誌発行前にチェックする機会がなく「事実と異なる内容も多く記載」「誤った内容や誇張」があると指摘しながらも、「反省することなく(雑誌インタビューで)語っていたことは事実であり、非難されることは当然」とコメント。あらためて「大変今更ではありますが、(中略)受け入れてもらえるのであれば、直接謝罪をしたい」「深い後悔と責任を感じております」との意向を示しました。
一方で「私が東京2020オリンピック・パラリンピックに携わることにつきまして、否定的なご意見を頂くのは尤も」「ご不快になられる方がいらっしゃることを考慮し、依頼を辞退すべきだったのかも」と認識しつつ、「自分の音楽が何か少しでもお力になれるのであれば」との思いから参加を決断したと説明。「私の関与により、開会式へ不快な印象を与えてしまうことを心から申し訳なく思います」と述べるにとどめ、今後の進退については言及していません。
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