ネコが羽化する「猫繭(ねこまゆ)」の飼い方を描いた漫画が衝撃のかわいさ 「昔は夏祭りで売ってた」架空の生物が大人気に(1/2 ページ)
猫繭が実在する世界線にいたかった……。
架空の生物「猫繭」の飼い方を昔の雑誌風に解説する漫画が、リアルな設定と演出で読者をぐいぐい引き込んできます。読めば読むほど猫繭を飼ってみたくなる。
猫繭は文字通り繭玉のような猫で、正しく育てると普通の猫の姿へ「羽化」する夢のような存在。サイズは大ぶりなスシほどの大きさで、持ち方もスシをつまむように、やさしく手に取るのが推奨されています。
猫繭飼育で一番の難関は越冬。たいていの飼い主が夏休みに購入したのち、冬場の扱いを誤って羽化に失敗するといいます。
漫画では正しい越冬方法を詳細に紹介。「適度に余裕のある箱に米粉を敷いて収める」「空気穴を開けて、温度を極力一定に保つ」「ひげが抜け落ちたら“中”がちゃんと育ってる証」など、ていねいな指導がどんどん現実感を増していきます。
箱からニーニーと鳴く声が聞こえたら羽化の予兆。繭の背中あたりを自力で破り、中から小さな猫が現れます。ああ、できれば生で見てみたい。
羽化した猫は、普通の子猫も同然に生活。数週間ほど活発に動くとその後はよく眠るようになり、2カ月もするとまた繭と化します。ていねいに飼えば、コロコロした繭形態と愛らしい子猫形態を何年も交互に愛でられるとか最高なんだけど、なんで実在しないの!
漫画は「猫繭が実在したら多頭飼いする」「紙の質感や広告がリアルで本物の記事と錯覚した」「欄外に豆知識やクイズ欄が見えてきそう」などと好評を博しました。作者のメカルーツ(@turukame12)さんは、漫画『ニャイト・オブ・ザ・リビングキャット』(原作:ホークマン)の作画担当。こちらでも、猫にモフモフされると猫になってしまう現象で人類が滅亡の危機と葛藤にさいなまれる、悩ましい世界を描いています(関連記事)。
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なぜだろう、古代文字が読める。