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足こぎバイクで廃線跡を走るこのカイカン 気分爽快大満足「大館・小坂鉄道レールバイク」に乗ってきた(1/4 ページ)

何と言っても元ホンモノ! レールの上を自力で走るこの喜び(電アシ付き)。

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 子どものころ、電車の運転手に憧れた人は多いのではないでしょうか。筆者もその一人です。

 そんな夢を叶えるべく、以前北海道の「トロッコ王国美深」(関連記事)へ行きましたが、魅力的な施設は日本にはまだいっぱいあります。

大館・小坂鉄道レールバイク
漕いで線路を走れる「大館・小坂鉄道レールバイク」

 今回は秋田県は大館市へ。名物の「大館・小坂鉄道レールバイク」に乗ってきました!

廃線跡が、家族で楽しめるワクワクなレールバイク体験施設に

 大館・小坂鉄道レールバイクは、廃線となった貨物専用鉄道「小坂製錬小坂線」を活用したレールバイク体験施設です。

大館・小坂鉄道レールバイク
大館・小坂鉄道レールバイク

 小坂線は小坂鉄道とも呼ばれ、かつて小坂鉱山の鉱石輸送、鉱山閉山後は主に小坂製錬が製造する濃硫酸を運ぶために活用されていました。2008年に同社が濃硫酸の製造を終えたことで、同年、列車の運行も終了。翌2009年に正式に廃止となりました。1994年まで旅客輸送を行っていたこともあります。

 運営するNPO法人、大館・小坂鉄道レールバイクができたのは2011年のこと。東日本大震災で落ち込んだ地域の観光需要を盛り上げるべく、観光庁の社会実験として廃線跡を活用したイベントを実施したことがきっかけでした。2013年8月に常設化し、誰でも体験できる施設になりました。

ここからワクワク体験が始まります
大館・小坂鉄道レールバイクの事務所(受付/スタート地点)。まわりは自然いっぱい

 受付と乗り場は雪沢温泉の旅館「清風荘」(大館市雪沢大滝)の目の前。もともと駅などの鉄道用施設があった場所ではありませんが、自然豊かな場所にかわいい事務所があります。

 営業期間は毎年4月中旬から11月中旬。営業時間は9時〜16時。乗りたい時間帯と号車をネットで予約しておくこともできます。

 料金は1〜2人乗り用で2500円/台から。家族で使いやすい3〜4人乗り用(3500円/台)、グループで乗れる6人乗りやトロッコ車両(1200円/人、小学生以下無料)もあります。

発車時刻は1時間ごと
時間帯、各車両の空車状況をチェックして予約できる
筆者は2人乗りの10号車に
筆者は1〜2人乗り用の10号車を選択
受付の隣には跨線橋が
受付のとなりに跨線橋
跨線橋の下にはレールバイク乗り場
跨線橋の下にレールバイク乗り場

 大館・小坂鉄道レールバイクで乗れる「レールバイク」は、簡単にいうとレールの上を走れるようにした自転車です。動力は自身の脚。ペダルを漕いで走ります。

 体力に自信がない人もご安心を。「電動アシスト機能付き」の車両もあります。

筆者が乗る10号車
筆者が乗った10号車
電動アシストがついていた
もちろん「電動アシスト付き」を選択

 さて、乗車時間が近づいてきました。料金には記念写真の撮影費用も含まれています。運転前に撮影タイムがあります。

フォトギャラリー

大館・小坂鉄道レールバイク 大館・小坂鉄道レールバイク ここからワクワク体験が始まります 発車時刻は1時間ごと 筆者は2人乗りの10号車に 受付の隣には跨線橋が 跨線橋の下にはレールバイク乗り場 筆者が乗る10号車 電動アシストがついていた 1台ずつ間隔を空けて発車します ふみきりでは一時停止 道路の脇を通ったと思ったら…… 急に山中の景色に 「こう配標」と呼ばれる標識 こちらは「踏切動作反応灯」 草木のアーチをくぐります ふたつめの踏切。警報機は黒い布で覆われている 二ノ渡鉄橋。このスリルよ 「半分も走ってませんヨ」 手を伸ばせば欄干に触れそうな距離 道路の脇を通ったかと思いきや…… 両側から緑が近づいて…… ふたたび森の中へ 急に視界が広がり、橋が見えます 隣は県道の橋 あと100m 森の広場といった趣の終点 転車台をぐるり こうして方向転換を行います 往路のスタート! なお、転車台の奥はこんな感じ ほかにもさまざまな車両が こちらは3人乗り 東岱野駅跡
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