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自分の絵に吐き気がして「死にたい」と言いたくなる 創作の「痛み」と「喜び」を描く漫画が心に刺さる(1/2 ページ)

好きだから始めたことなのに、逃げたくなることもあります。

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 一人の絵描きの葛藤を通じて“創作の痛みと喜び”を語る漫画に、多くの共感の声が寄せられています。

漫画家 油絵 美術大学
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 絵には自信があったはずなのに、今は自分の作品に吐き気がして、無意味に「死にたい」と言いたくなる。油絵の授業が憂鬱で、画溶液を飲んで、現実から逃げることすら思い浮かべている。――漫画には1人の女性の心情が淡々と描かれます。

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 作品のよしあしを決める物差しは人それぞれと分かっていても、先生から可もなく不可もないといった評価をされて泣きたくなります。そんな現状から目を背けようと、彼女は自分の作品を燃やしてしまうことに。

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 描いた絵よりも燃える火のほうが美しい、そう感じると同時に、どこかせいせいした気持ちになる彼女。真っ黒に残った燃えカスは挫折交じりの絶望を連想させました。

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 真っ黒いキャンバスに白い一輪の花。絶望の中に咲いた「また描こう」という気持ちを、まっさらな白で描くことにしたのです。誰かの評価のためではなく、心のままに色を重ねていこうと思えたのでした。

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 ただ楽しくて絵を描き始めたはずなのに、他人の作品と比較し、評価にさらされ、自信が持てなくなってしまうことがあります。そういった苦痛があっても、何かのきっかけで楽しさを思い出して、また描けるようになることも。漫画では油絵で語られていますが、あらゆる創作に通じる話かもしれません。

 創作者の葛藤を淡々と描いた漫画に、読者から「私もしばらく筆が止まって描けなくなりました」「絵は描かないけどわかる。自分の中で破壊再構築して見えてくるものがある」「字書きだけどこの作者様の葛藤がなんとなく理解できる」など、賛同の声が届いています。

 作者は漫画家でシナリオライターの猫田まんじまる(@nekota_1004)さん。TV東京「今日からやる会議」の企画から生まれた漫画『ザ・ゲリラ』が発売中です。

作品提供:猫田まんじまる(@nekota_1004)さん

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