たばこの自販機が壁に埋め込まれているような見た目の水たばこ店入口が、気付かず見過ごしてしまいそうなほど風景に溶け込んでいてすごいです。
遠目で見るとたばこの自販機ですが、その横にはアルコール除菌や傘立てなどが丁寧にセッティングされています。近づいてよく見ると、「自販機」には見慣れない(架空の)銘柄のたばこが並んでおり、上部には「いらっしゃいませ」の文字が。
実はこの自販機風ドアこそが、オープンしたばかりの水たばこ屋「煙羅煙羅」の入り口。お札投入口の少し上にある、カギの金属部分がドアノブのようになっています。写真を投稿した、いよう(@i_yo_u)さんが「まさかこれが入口だとは思わんだろ!!!」とツッコミを入れつつツイートしたところ、約10万件の“いいね”が集まるほどの話題になりました。
仙台水煙草喫茶 煙羅煙羅(@Sendai_EnraEnra)さんにお話を伺いました。
──お店のコンセプトを教えてください
煙羅煙羅 特にコンセプトは無いです。自分が通いたい落ち着くカフェをイメージしたらノスタルジックで怪しい隠れ家みたいになっちゃいました。
──ドアを自販機のようなデザインにした理由は?
煙羅煙羅 水たばこ屋さんなのでたばこの自販機で入口隠したらかっこいいじゃんっていう単純な理由です。
Twitterでゲームの「Fallout」に似てるとリプライがあったのですが、まさにその通りで当初「Fallout4」のクラフトモードで店舗のデザインを構成してました。自販機案も「Fallout」のヌカ・コーラ自販機の影響を受けてます。
──Twitterで話題になったことについて一言お願いします
煙羅煙羅 見つかってしまったの一言です。
デザインをする上で影響を受けたという「Fallout4」は、核戦争により荒廃した終末世界が舞台の人気ゲーム。ヌカ・コーラは作中に登場する回復アイテムで、ヌカ・コーラ自販機は開くと隠れクエストに挑戦できる仕掛けとして使われています。
煙羅煙羅さんが「見つかってしまった」とコメントするように、話題にならなければ見過ごしてしまいそうでまさに隠れ家。Twitterでは「秘密基地感あっていいですね!」「扉の向こうってどうなってるんやろ?」など、お店の雰囲気に魅了された人達からの感想が寄せられています。ひっそりと落ちついた気分に浸れそうで、すてきなお店です。
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