ねとらぼ
2021/12/04 18:45(公開)

今日書きたいことはこれくらい:Switch移植が決定した「十三機兵防衛圏」について今から全人類にお薦めします

やきそばパンが食べたくなるゲーム。

 皆さん、「記憶を消してやり直したいゲーム」ってありませんか? 「そのゲームを初めて遊んだときの感動をもう一度味わいたい」ってタイトル、ないですか?

 やっぱり「初めてそのコンテンツに触れたときの感動や衝撃」って鮮烈なものでして、どんなに面白いゲームでも、3回、4回とやり込むうちに新鮮さはどうしても薄まっていってしまうものです。更に、そのゲームの中に「衝撃的な展開」だとか「驚くほどよくできた謎解き」といったものが含まれている場合には、さらにその傾向が強まります。「一度遊んだ」という記憶自体が、そのコンテンツを味わう上での障害になってしまうのです。

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ライター:しんざき

しんざき プロフィール

SE、ケーナ奏者、キャベツ太郎ソムリエ、三児の父。ダライアス外伝をこよなく愛する横シューターであり、今でも度々鯨ルートに挑んではシャコのばらまき弾にブチ切れている。好きなイーアルカンフーの敵キャラはタオ。

Twitter:@shinzaki


 「初めて遊んだとき」のあの感動を、まっさらな状態でもう一度味わいたいというのは、ゲーマーたちの見果てぬ夢の一つなのです。ピンポイントで指定した記憶だけ消す装置が欲しい。

 しんざき個人の話をすれば、逆転裁判の流れをくむアクションアドベンチャーゲーム「ゴーストトリック」だとか、スーパーファミコンの文字通り神RPG「ヘラクレスの栄光3」、「一度きり」のゲーム体験「OneShot」、浮気すると原さんに刺されるゲームこと「ガンパレード・マーチ」、あるいは超高校級AVG「ダンガンロンパ」あたりが、「記憶を消してやり直したいゲーム」の代表格になります。

 最近だと、「FF14 漆黒のヴィランズ」もかなり記憶を消したい部類のタイトルです。エメトセルク好きすぎる。

 ただ、これらのゲームについてちょっと注意しないといけないのが、「ハマるとものすごく面白いけど、ゲームのネタバレ許容度は低い場合が多い」ということなんですよね。謎解きやシナリオのコア要素をばらされると衝撃が薄れてしまうことは当然ですが、うっかりすると「面白さ」のポイントを知るだけで、若干は面白さを減じてしまう可能性すらある。

 「このゲーム面白いぞ!! みんな遊んで!!!」と大声で叫んで回りたいのは山々ながら、面白さのポイントを説明するときには細心の注意を払う必要がある。そんな悩ましいタイトル群なわけです。

 ところでここに、「十三機兵防衛圏」というゲームがあります(公式サイト)。


 もうPS5の発売も間近に迫った、2019年11月28日にPS4で発売されたアドベンチャーゲームでして、当時「今さらPS4を買うのもな……」と見送った人も多かったように記憶しているんですが、あまりにもしんざき好みの気配がぷんぷんするゲームだったんで、我慢できずにPS4ごと買っちゃったんですよ。そしたらもう、誇張抜きで寸分違わず私好みクリティカルヒットのゲームでして、1ミリたりとも後悔しない出来だったんです。本当、これ1本だけでもPS4買ったお金は十分ペイ出来まして、精神的には50万円分くらいおつりがきました。

 で、十三機兵防衛圏も「記憶を消してやり直したいゲーム」の暫定トップにリストアップされているという話でして、世の中に「まだ十三機兵防衛圏を遊んでいない人」がたくさんいるのが、私にはうらやましくて仕方ないわけです。未プレイのみなさんに、ぜひとも「十三機兵防衛圏をまっさらな状態で遊ぶ権利」を行使していただきたい。

 私はこれから「十三機兵防衛圏というゲームがマジでひたすら面白いしついにSwitchにも移植されるらしいからまだプレイしていない全人類が遊ぶべきですよ」という話をするのですが、その前に触れておくべき事柄として、「十三機兵防衛圏も、決してネタバレ許容度が高いコンテンツとはいえない」というものがあります。

 可能な限りネタバレには注意して書き進めるつもりですが、面白さのポイントを説明するためには最低限ゲームの構成に触れないわけにはいかず、ネタバレを警戒する方はぜひ十三機兵防衛圏を遊んでからまたこの記事を読んでみていただきたい、と思う次第なのです。マジで面白いので。

 取り急ぎ、

  • 「朧村正」や「ドラゴンズクラウン」などのヴァニラウェアゲーのキャラクターのビジュアルが好きな方
  • 複雑に絡み合ったストーリーがだんだんと解きほぐされていくアドベンチャーゲームが好きな方
  • 少年少女がロボットに乗って戦う、という舞台建てが好きな方
  • SF、特に海外SFに親和性がある方
  • 眼鏡青年、ないし眼鏡っこが好きな方

 このへんに当てはまる方には、十三機兵防衛圏が心臓までブッ刺さる可能性は非常に高い、ということは保証します。

 ということで、「十三機兵防衛圏」がSwitchに移植されることが決定されました(関連記事)。

十三機兵防衛圏

 まずは「十三機兵防衛圏」がどんなゲームなのか、簡単にご紹介したいと思います。


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イチャコラムードの「追想編」と不穏な「崩壊編」

 十三機兵防衛圏というゲームは、一言で言ってしまうと「怪獣と戦うために『機兵』というロボットに乗って戦う、少年少女たちの群像劇」です。

 ゲームを始めると、プレイヤーには3つのモードが提示されます。「追想編」「崩壊編」「究明編」。主にゲームを進めていくことになるのは「追想編」と「崩壊編」です。

十三機兵防衛圏

 「追想編」は2D視点のアドベンチャーモード。このモードで、プレイヤーは好きな主人公キャラクターを視点人物に選んで、キャラクターごとに異なったシナリオを体験していくことになります。舞台の中心になるのは1980年代の日本にある「咲良高等学校」なのですが、主人公キャラごとに開始年代は違いまして、ときにはキャラクター自身が別の時代にすっ飛ぶこともあり、さまざまな時系列、さまざまな場面での複合的な物語がプレイヤーの眼前で展開していきます。

 キャラクターたちはそれぞれ別々の目的や物語を持っていて、他の主人公キャラクターとも相互に絡み合って、複雑なストーリーを少しずつプレイヤーに提示していってくれます。これがまた、ヴァニラウェア独特のかわいらしい、かつ妙に色気があるキャラクターたちが動きまわり、ときにはぶつかり、ときには和解し、ときには恋愛模様を展開して、味のあるセリフでお話を展開していってくれるんですよ。

 画面はこんな感じです。まるで一枚絵のようなグラフィックの中でキャラクターたちがわちゃわちゃするのめちゃ好き。あと夕暮れの光の表現がすっごい。

十三機兵防衛圏
十三機兵防衛圏
十三機兵防衛圏

 このモードの一つの特徴が、「クラウドシンク」という仕組み。その時点で知っているキーワードについて思考したり、そのキーワードについて相手に尋ねたりするシステムなのですが、これの見せ方がまた非常にうまく、「何てことがない情報を組み合わせて、ふと奇妙な事実に気付く」といった場面では、本当にキャラクターの思考に引き込まれるようにゾクっとしてしまいます。

十三機兵防衛圏
十三機兵防衛圏

 とはいえ、ストーリーを追って謎を解いていく面白さもさることながら、やはり特筆したいのは主人公キャラクターたちの日常シーンを追う楽しさ。女子高生たちがわいわいと仲良く買い食いしたり、友人の家に入り浸ってゲームをしたり、学校内で探偵ごっこをしたり、猫とたわむれながら好きな人にハンバーグを作ったりしている様子は、もうそれを見ているだけで十分楽しいと断言してしまっていいかと思います。

十三機兵防衛圏
十三機兵防衛圏

 この「追想編」の序盤を遊ぶだけでも、このゲームを遊ぶ価値は十分あるといってしまってはばからないわけなのです。もうこのゲーム、序盤のイチャコラ雰囲気が楽しすぎて、ゲームを先に進めるのがもったいなくなってしまうくらいなんですよ。東雲さんほどじゃないけど、薬師寺さんも若干ヤンデレ入っててとてもかわいい。一生薬師寺さんにハンバーグ作ってもらいたい。

 しかし、そんな日常イチャコラムードの中にも、どこかに漂う不穏な雰囲気。そう、もう一つ用意されているメインモードは、「崩壊編」。既に名前からして不穏ですよね。

 「崩壊編」はシミュレーションバトル。このモードでは、プレイヤーは「機兵」を操って「怪獣」たちと戦闘を繰り広げることになります。ここでは、怪獣たちをどう撃退していくかといった戦術的な要素、こちらの拠点をどう守っていくかといったタワーディフェンス的な要素に加えて、機兵をパワーアップさせていく育成要素もあります。このモードも結構遊びがいがあるんですよ。

十三機兵防衛圏
十三機兵防衛圏

 機兵には「近接格闘型」「バランス型」「遠距離型」「飛行型」といったタイプがあり、それぞれ使える武器も違えばとれる戦術も違います。

 「同じキャラクターを使い続けるとパイロットに負荷がたまり、一定以上の負荷で出撃できなくなる」といったギミックや、特定のプレイヤーを使えばボーナスが入るといった仕組みもあり、必然的にプレイヤーは全ての機兵に触って、「状況に応じた使い分け」を迫られることになります。ここで、うまい具合に戦術を組み立てて怪獣たちを撃退していくのも楽しみの一つ。小型の怪獣をまとめて撃破したり、強力な装備で大物を撃破したりするとめちゃくちゃ気持ちいいです。

十三機兵防衛圏
十三機兵防衛圏

 ステージによってはかなり厳しい戦いを強いられる場面もあり、一方兵装を強化して無双する楽しみもあり、このモードもかなり遊びがいがあるんですよ。新しく装備した兵装がうまく戦術にハマったときとか、軽く脳汁が出るような快感があります。

 一方、この「崩壊編」の間ももちろんキャラクター同士の絡みや会話があります。追想編を進めるに従ってキャラクターへの理解も深まっていくので、それを頭に入れた上でのさまざまな会話や絡み合いにもニヤニヤしてしまう要素が満載。ああこいつら仲良さそうだなとか仲悪そうだなとか、追想編の展開をネタにしたセリフもちょくちょく出てくる一方、追想編で思い合っているキャラクターが相手を守ると特殊ボイスが発生したりもします。そういうの、野次馬根性で見ているだけでも面白い。


 「崩壊編」と「追想編」は相互に関連しあっていて、例えば崩壊編を途中まで進めないと追想編の特定シナリオが解放されなかったりといった要素があるので、プレイヤーは必然的に「崩壊編」と「追想編」を並行して遊ぶことになります。とはいえ、崩壊編はどうも追想編よりもだいぶ先の時間軸の話のようだ、というのはストーリーの序盤で分かりますので、プレイヤーは「なぜこのストーリーが『崩壊編』に至るのか」ということも考えながらゲームを進めることになるのです。

 「究明編」は回想モード+設定資料集。崩壊編で溜めた「ミステリーポイント」を使って、さまざまな設定を解放・参照することができます。このモードについても、一見ただの回想モードのようで、実はいろんなギミックが仕掛けられていて、十三機兵防衛圏の「見せ方」の重要な一角をになっているのですが、あまり細かいこと書くとネタバレになりそうなので割愛します。ただ一点、食べ物に関する説明が妙に細かくて好き、ということだけは申し上げておきます。

十三機兵防衛圏
十三機兵防衛圏

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遊ぶにつれ「パズルの完成形」が徐々に見えてくる秀逸な構造

 さて。話はこれからなわけです。

 これは言ってしまっていいと思うんですが、十三機兵防衛圏ってゲーム、何よりも「見せ方」がすごいんですよ。見せ方といってもただ演出だけの話ではなく、「プレイヤーの視界」というか、プレイヤーに見える範囲や景色、情報の出し方をコントロールする加減が神がかっているなーと。

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 多くのアドベンチャーゲームって、遊んでいる間に「プレイヤーに見える景色」がだんだん変わってくるんですよね。

 例えばシナリオ上の「景色」の話で言うと、最初は日常ものに見えていたのに、ゲームを進める内にサスペンスになってきて、やがて殺人事件を解決するミステリーになっていたと思ったら最後にはなぜか世界を救うことになっていた、とか。プレイヤーにとって仲間だと思っていたキャラクターたちが実は全員敵陣営で、敵だと思っていたキャラたちが実は味方だった、とか。普通のフィールドだと思っていたらただの浮遊大陸で飛空艇で外に出てみたらめっちゃ広い世界が広がっていたとか、そういうヤツ。

 こういうのも、「見せ方」や「見せる順番」って作品ごとにいろいろありまして、プレイしていて「そうくるかーーー!!!」って叫んでしまう頻度とその強さってのもタイトルそれぞれです。大筋、気持ちよくびっくりさせてくれるゲームって面白いですよね。

 で、その辺十三機兵防衛圏はどうなのかというと、一言で言うと「マジで良質」です。


 遊んでいるときの感覚は、「ジグソーパズルを細部から見はじめて、だんだん視点を引いていく感じ」というのが一番近いと思います。特に追想編で提示される数々の「お話のピース」。時系列が複雑に絡み合っていることもあって、プレイヤーは当初、モザイク画を細部から見はじめたような不思議な印象を受けることになります。何かの完成図が向こうに隠れていることはなんとなく分かるのだけど、一つ一つのピースを見るのが面白くってそこまで気にしていられない。

 しかし、ゲームを遊べば遊ぶほど、ゆっくりプレイヤーの視点が引いていって、だんだんと、本当にだんだんと「パズルの完成形」が見えてくる。そしてプレイヤーは、ある時点で「あーーーー!!! これそういうことだったのかーーー!!!」という鮮烈すぎる驚きにぶん殴られることになるのですが、実はそれさえまだ「最初の入口」にすぎず、後から後から扉が開くたび、プレイヤーの前には新しい景色が見えていく。

 この、「長い上り坂を登り切って、目の前がぱーーっと開けたような感覚」というものは、ぜひ皆さんにも味わっていただきたいと思う次第なのです。

 これが、「シナリオ」だけでなく「システム」まで一分の隙もなく連携しているところも特筆すべき点でして。例えば追想編って、「このキャラの続きを遊ぶには、このキャラをここまで進めてきてね」といったアンロック条件が提示されることがあるんですが、これ自体が「お話のヒント」になっている節があるんですよ。「あれ? このキャラ何の関係もなさそうなのに、何でアンロック条件になっているんだ?」というような違和感が、そのまんま「シナリオ上の謎」とシンクロしていたりする。

 上記した通り、プレイヤーは「追想編」と「崩壊編」を並行して遊ぶことになりますので、プレイ中「この話がどうやって崩壊編につながるんだ……?」と考えながら遊ぶことになるのですが、その崩壊編の意味も追想編を進めるうちにどんどん変容していきます。ゲームの冒頭で遊んだ、「ロボットに乗った怪獣退治」が、システム上の特徴も巻き込んでどんどん形を変えていく。

 追想編はなぜ「追想」なのか。究明編のイベントアーカイブの並び順。「怪獣」とはそもそも何で、なぜ街を破壊しようとするのか。主人公たちはなぜ機兵に乗るのか。さまざまな「システム上の謎」と「シナリオ上の謎」は、プレイヤーにどこまでも深く思考を掘り下げることを要求してきます。

 こういった、「シナリオとシステムがタッグを組んで殴りかかってくるプレイ感」というのが、十三機兵防衛圏のコアエッセンスの一つであることは間違いないと思うんですよ。ただシナリオがよくできているだけでなく、「システム自体がシナリオと連動していて、プレイ体験がそのまま謎解きとリンクする」なんてゲームもそうざらにはないと思います。

 一方で、こういう「謎」を全然気にしなくてもちゃんとクリアできるしちゃんと楽しめる、というのもまたこのゲームのすごいところで、謎解きが攻略とは全く結びついていないので、ただ「少年少女の会話を楽しみながら遊ぶロボット戦術シミュレーション」としても何の問題もなく遊べます。「考察するもしないもプレイヤー任せ」という部分が非常に大きいんですよね。

 序盤〜中盤にかけての各キャラクターの掛け合いや絡み具合もまた絶妙で、プレイ中に他の主人公がちらっと登場すると「あーーここでこいつが出てきたーー!!」的に盛り上がるんですよね。シナリオ上はつながりが薄そうに見えたキャラクター同士が思わぬところでつながっていた、というのもゲーム中あちこちで目撃することになりまして、味わい深いポイントになっています。

 個人的には、薬師寺恵さんと如月兎美さんのかわいさが恐ろしいレベルに達していると考えておりまして、一方実は思いの質量がゲーム中最重量なんじゃないかという疑惑がある鷹宮さんシナリオの探偵ごっことか、鞍部と柴久太の後から考えると味がありまくる会話とか、焼きそばパン食いたさにひたすら100円が落ちてないか探すことになる比治山シナリオとか、ハンバァグと焼きそばパンどっちがうまいか問題とか、個別のシナリオもじっくり楽しんでみていただきたいわけです。


崎元仁さんによるBGMも最高!

 BGMについてもお伝えしたいのですが、このゲーム、とにかく「さらっと聴いている分には耳になじみすぎて聞き流しちゃうんだけど、よく聴くとめちゃくちゃいい曲」というBGMが非常に多いです。

 「追想編」では生音中心の、ちょっと懐かしさを誘われるような抒情的な曲が多い一方、「崩壊編」のBGMではがりがりテクノのテンション上がる曲がめじろ押し。

 特に「崩壊編」のボス曲なんかは、もう「ここでテンションを上げないでいつ上げるんだ」と言わんばかりの燃えるメロディ。一方、日常編ではまったり聴き続けていられるBGMもあれば、場面に合わせてほろっとなってしまうBGMもあり、これまたいつまで聴いていても疲れないし、飽きない。

 そういったBGMが完全にゲームに融け込んでいて違和感がないというのは、実に実に「場面場面に合ったBGM」というのを考え抜かれているなあと感心するばかりです。このゲームのBGM担当されてる崎元仁さんって、例えば「伝説のオウガバトル」とか「蒼穹紅蓮隊」のBGMなんかも作っていらっしゃるんですが、とにかくゲームごとの「色」を出されることにものすごく長けていらっしゃって、作曲の引き出しがものすごく広いんですよね。

 個人的には、ゲームのメインテーマでありオープニングでも流れる「Brat Overflow」の透明感のある歌声や、崩壊編wave1のボス曲でもある「-[DEOXYRIBOSE]-」のテンションぶち上がり方も大変好きなんですが、十郎のテーマといっても良さそうな「In the Doldrums」のどこか遠くから聴こえてくるような笛の音がものすごく好きです。

 サントラも発売されていますし、恐らくSwitch版でも聴くことができるので、ぜひ「BGM」にも耳を傾けていただければと思うばかりなのです。


まとめ

 さて。長々書いてまいりました。

 最後に簡単にこの記事で言いたかったことをまとめますと、

  • 十三機兵防衛圏は超楽しいので、Switchでも出ることだし皆さん遊んでください
  • アドベンチャー好きな人にも戦術シミュレーション好きな人にもお勧め
  • けど一番お勧めなのはSF好きな人
  • 山のようなSFオマージュがSF好きとしては楽しすぎる
  • 薬師寺恵さんがかわいい
  • 沢渡美和子さんのまったり癒し具合は異常
  • 輪島武美さんも不良モブに見せかけた癒しキャラ
  • 千尋の服を買っているときの郷登の表情を観測実況したい
  • さりげなく鷹宮編でもなっちゃん編でも重要モブになっている陸上部部員も好き
  • 薬師寺恵さんがとてもかわいい
  • 相葉絵理花さんの鋭い推理にも目を見張らざるを得ない
十三機兵防衛圏

 というような、本論とあまり関係がない結論が出るわけです。よかったですね。

 ということで皆さんSwitch版十三機兵防衛圏予約しましょう。私もしました。よろしくお願いします。


 今日書きたいことはこれくらいです。


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