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東京都で1月4日から、高齢者の運転免許証更新時に要する「認知機能検査」の予約が24時間ネットで行えるようになりました。
認知機能検査は、運転免許証更新時に75歳以上の高齢者全員が課される検査です。公道運転において、認知症でないかどうか、記憶力や判断力に問題がないかどうかを見極めます。
対象者には、免許証更新期間満了日の約190日前に「検査と講習のお知らせ」はがきが届きます。対象者は免許証更新期間満了日の6カ月前から受検が可能となる「【1】認知機能検査」を受け、この検査結果に基づいた「【2】高齢者講習」を受講した上で、免許証を更新します。
ネット予約システム開発はNEC。これまで年間約11万件の予約を電話のみで受け付けており、対象者やその家族、受け付けるコールセンターともに負担が大きく、不便がありました。24時間受け付け可能なネット予約システムにより、検査対象の高齢者やその家族が比較的楽にネットで予約できるようになります。家族間で「免許返納を考察する機会」もできることでしょう。従来の電話受け付け窓口とも併用して運用します。
東京都在住者は、府中、江東、鮫洲の運転免許試験場、警視庁滝野川庁舎と八王子分室で認知機能検査を受検可能。高齢者講習は府中、鮫洲運転免許試験場のほか、都内45カ所の対象自動車教習所でも受けられます。
(大泉勝彦)
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