2021年の年末からほぼ毎日、雪で近づけない自動販売機で「ぐんぐんグルト」を買おうとする人のツイートが注目を集めています。果たしてぐんぐんグルトを無事に買える日は来るのでしょうか?
1日に1回「今日もぐんぐんグルトは買えませんでした」とTwitterで報告するのは、ボーカロイドの曲を手掛ける606さん(Twitter/youtube)。ぐんぐんグルトはアサヒ飲料が販売する乳酸飲料で、606さんが足を運んでいる自販機でも売られています。
ところが、投稿された写真を見ると自販機の取り出し口が雪で埋まっており、お金を入れて商品のボタンを押したところで肝心の飲み物が取り出せない事態に。編集部が606さんに話を聞くと、12月20日頃にはぐんぐんグルトが買えない状態で、そこから定点観測を始めたそうです。ちなみに、この自販機は北海道札幌市のもの。
「最後にぐんぐんグルトを飲んだのはいつごろか」と質問すると、「2021年の夏ごろ、腸活の話題を見て近所のこの自販機で買った覚えがある」と答える606さん。半年ぶりのぐんぐんグルトをぜひこの自販機で買って飲んでもらいたいところですが、積雪は減るどころか増す一方です。
年が明けると、さらに積雪が増えて1月4日には自販機の高さの3分の2が雪で覆われてしまいました。商品棚の3段目にあったぐんぐんグルトは雪で全く見えません。
自販機の周りは誰かが雪かきをしている様子はないそうで、飲み物が買えない日が続きます。1月12日、606さんは「僕はもう、二度とぐんぐんグルトを買えないのかもしれません」と悲壮感を漂わせるツイートを投稿。雪は標準的な高さが183センチといわれる自販機を、優に超えるまで積もっていました。わずかに商品棚の光が漏れています。
1月15日の0時過ぎ、自販機は完全に雪の中に埋もれました。16日、17日、18日の投稿でも相変わらず自販機は雪に埋もれた状態で、初めてこの道を通る人であればここに自販機があると分からないほどの積雪です。
状況が一変したのは1月19日の16時前。降り積もっていた大量の雪が除雪され、自販機が実に1カ月ぶりに姿を現したのです。「ぐんぐんグルトは買える状態になっていました」と報告し、早速飲み物を購入した606さんですが、手にしていたのは、なんと「ドデカミンストロング」。そんなばかな……!
Twitterでは、雪と自販機の攻防を1カ月間定点観測し続けた606さんのツイートに釘付けになる人が続出。まさかの最後に「つ、ついに! おめでとうございます」「買わんのかい!」など祝福とツッコミの声が寄せられています。
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