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――「会話なし」メニューをはじめたきっかけは?
野口さん:イギリスの美容室では、話をしない「サイレントルーム」を設けているという話を聞いて、うちでもやってみようと思ったのがきっかけです。Twitterでリサーチしていると、需要もありそうだし、いけるんじゃないかと。7年前からWebでの「会話少なめ」メニューの掲載をはじめて、本当に「会話なし」にふりきったのが6年前です。
――「会話なし」メニューの利用割合はどのぐらいでしょう?
野口さん:「会話なし」「会話少なめ」を合わせて2割から3割ぐらいです。リピートしてくれるお客さまの中には、今まで会話OKだったのに、急に「会話なし」に変える人もいて……(笑)。会話できないから理由を聞けないジレンマがありますが、まあ求められてるしいいかなと。
――本当に「会話なし」ですね(笑)
野口さん:会話がない分、予約時の備考欄に細かく要望を書いてくださったり、写真を添付してくださるお客さまもいますよ。僕としては、コミュニケーション苦手な人を美容室に引っ張ってきたい、という気持ちでやっています。
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