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ウクライナ危機受け、17年前の“日本の有事対策マニュアル”に注目 ゲリラ、ミサイルなど攻撃の種類別に対応

熟読しておきたい……取り越し苦労に終わってほしいけど。

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 ロシアのウクライナ侵攻で緊迫する世界情勢を受けて、日本の「武力攻撃やテロなどから身を守るために」という、有事対策マニュアルを紹介するツイートが1万4000回リツイートされるなど話題を呼んでいます。これは熟読しておきたい……。

有事対策 内閣官房のパンフレット「武力攻撃やテロなどから身を守るために」

 このマニュアルは、2005年に内閣官房が公開したもの(直近の改訂は2019年)。「ドアや壁や窓ガラスから離れる」「堅牢な建物や地下街などに避難する」など、主に有事の際の避難についてまとめられています。

有事対策 基本的な部分は災害時にも共通する

 加えて、“受けた武力”の種類に応じた対策も掲載。攻撃側が船舶で上陸するケースでは「沿岸部が攻撃目標になりやすいため、あらかじめ避難」、化学剤が散布されたケースでは、「口と鼻をハンカチで覆いながら風上の高台など汚染のおそれのない地域へ」など、対策が具体的に示されています。

有事対策有事対策 あまり想定したくないが、目を背けるわけにもいかない内容

 初出は17年前ながら、資料はウクライナ危機がきっかけであらためて注目を集め、「この知識を使わないことを願うが、読んでおきたい」と話題を呼びました。基本的な避難やけがの応急処置法など、災害時における行動と共通する部分も多いので、心得ておきたいところです。

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