魔法ワールドシリーズ最新作「ファンタスティック・ビーストとダンブルドアの秘密」が4月8日に公開。5作品での構成が明かされている同シリーズの折り返しに当たる今作では、シャイでおっちょこちょいな魔法動物学者ニュート(エディ・レッドメイン)が、ダンブルドア先生(ジュード・ロウ)や魔法使いの仲間たち、さらにマグル(非魔法族)と寄せ集めのデコボコチームを結成し、史上最悪の黒い魔法使いグリンデルバルド(マッツ・ミケルセン)に立ち向かうこととなります。
「ファンタスティック・ビースト」(以下、ファンタビ)シリーズ主人公のニュートは、シャイで人と関わるよりも魔法動物と関わっている方が落ち着くという、いわゆる快活なヒーロー像とはかけ離れた人物。これまでの作品では、魔法動物を逃がしてしまったり、マグルの前で堂々と魔法を使ってしまい現場を見られたりと、おっちょこちょいで不器用な一面を見せてきました。しかし、そんなニュートの周囲には魔法動物だけでなく、魔法使い、マグルまでが自然と集まってくる愛される人物です。
魔法ワールドの生みの親で、「ファンタビ」シリーズでは脚本を担当する原作者のJ.K.ローリングは、自身が考えるヒーロー像について「私にとってヒーローとは声を上げる勇気のある人たち」とコメント。「それが常識かもしれないけれど、正解とは限らない」といえる人がヒーローだと定義しています。
ローリングの言葉を反映するように、ニュートは「凶暴な魔法動物は抹消すべき」という考えに“No”と主張。“魔法界全体に魔法動物の価値を伝える”ことで共存の道を作ることを目指します。
また普段はとても温厚でマイペースな性格なのに、自分の中にブレない軸を持ち、ダンブルドア先生のような偉大な魔法使いにも物申すことも。それ故にダンブルドアの信頼を得て、グリンデルバルドに立ち向かうこととなるのですが……。
監督のデイビッド・イェーツは「ジョー(J.K.ローリングの愛称)が創作するキャラクターには品位と人間味があります」と同調。「誰にも恥じることなくありのままの自分でいること、無理をしてまで迎合したり、自分の可能性を隠したりしないこと。そういう人間の姿にエールを送っているのだと思います」とニュートのありのままの自分を、そして信念を大切にする姿を表現しました。
「ファンタスティック・ビースト」キャストインタビュー特集
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