NHK連続テレビ小説「カムカムエヴリバディ」4月5日放送回で、森山良子さんが演じるアニー・ヒラカワの正体が判明。最終回を目前に控えた中での怒涛(どとう)の展開の連続に視聴者からツッコミが殺到しています。
この日の放送でアニーは前回から引き続きラジオ番組に出演。途中までは“ハリウッドから来た日系米国人キャスティングディレクター”という触れ込みで英語を話していましたが、青春時代に後の夫と見に行った思い出の映画に話が及ぶと、突然日本語を話しだし身の上を告白。上白石萌音さんが演じていた初代ヒロイン安子だと明らかになりました。
アニー=安子は、これまで小出しにされてきたヒントから多くの視聴者が予想してきた関係ではあるものの、涙ながらに生き別れた娘るいへ語りかける姿や、親子の別離をあらためて悔やむ安子の言葉にTwitterでは「涙腺崩壊」がトレンド入り。とりわけ深津絵里さん演じるるいの、母の気持ちを初めて知った際の演技は圧巻で「同じアングルなのに、表情の変化だけで全てを表現していく」「ここの深津絵里の演技を見るために #カムカムエヴリバディ は作られたのかと思うほど凄い」と高い評価を得ています。
その一方で、前日まで“シアトル生まれの日系人”を強調していた上で、生放送のラジオ番組での告白とあって、アニー/安子には驚きとツッコミが殺到。「みんなアニーが安子だった感慨より経歴詐称だったりアニーの突然のどエラい告白で放送事故の心配してて感動どころじゃないの笑う」「伝説の放送事故回として後の世でニコニコあたりに録音上げられてツッコミまみれにされて欲しい」と思いもよらない展開に“放送事故”“経歴詐称”といった物騒なワードもトレンド入りを果たすこととなりました。
さらにパーソナリティーの磯村吟役を演じていたのは本職の浜村淳さんとあって、番組ファンのなだぎ武さんは“完全な余談”とした上で「ほんまの浜村淳さんならあんな同様はせえへんけどな(原文ママ)」「それが関西の重鎮浜村淳!!」とツイート。「浜村淳さんのトークが放送事故みたいなものですから」「新作映画のオチまで紹介してしまうリアル浜村淳さんのラジオのほうがよっぽど放送事故やしー、って思ってしまう関西人」と絶大な信頼が寄せられています。
なおアニーを演じる森山さんは、父親が日系2世のトランぺッターということで「今回のこと(キャスティング)も天国で喜んでいると思います」と番組出演発表時にコメント。「全部のセリフが人生や生き様、いろんなことにリンクしていくような感じ」「ただ立ち尽くして、唖然(あぜん)とするシーンがあったんですが、それだけで『おおお〜!』と、感動して本当に涙が溢れてきたこともありました」と撮影を振り返っていました。
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