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「そんな手があったとは……」とつい驚いてしまうツイートを、イラストと一緒に紹介する「その視点はなかった」。今回は学校で教えられた「勉強のコツ」から、思わぬカルチャーショックを受けたという内容です。
古典の先生「当時の標準語は京言葉やで」
中高の古典の授業、枕草子の音読課題で先生が「君ら関西人なんやから関西弁で読みなさい。当時の標準語は京言葉やで」と言うので関西アクセントで読んだら、訳の分からなかった呪文が途端に生きた言語としてスルッスル入ってきたカルチャーショックから
#古典を好きになったきっかけは何ですか(阿岐有任さんのツイートより)
阿岐有任(@AcquisAlito)さんが学生のころ、古典の授業を受けていた時のこと。「春はあけぼの」で知られる古典随筆『枕草子』の音読課題を出されたそうですが……その際に先生から言われた通り、関西弁のアクセントでそれを読んでみたところ、訳の分からない文章が「理解できる言葉」に変貌、スルスルと頭に入ってきたとのことです。
阿岐さんは今でもこの衝撃と感動が忘れられず、大人になってから平安時代を舞台とした歴史小説『籬の菊』を執筆。歴史文芸賞最優秀賞を受賞しており、作家として活動しています。。
これを受けて関西出身ではない筆者も、枕草子を関西弁っぽく音読してみたところ、確かに「その文章が、どのような光景と感情によって書かれているか」が頭に浮かんできました。本物の京言葉で音読している方の動画などもありますので、ぜひ一度お試しください。
ツイート:阿岐有任(@AcquisAlito)さん
記事:たけしな竜美(@t23_tksn)
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