過酷な外での暮らしでボロボロになった野良猫が保護され、室内飼いでモフモフの美ニャンコになったビフォーアフターがTwitterに投稿されました。4月26日時点で1万5000件のリツイート、4万9000件の“いいね”を記録するなど注目を集めています。
保護された当時、毛がボロボロで体もやせ細っていた元野良猫の「ひなた」君(愛称:ひな)。飼い主のささき(@sa2ki0124)さんと出会ったのは約3年前で、現在のきれいな毛並みと穏やかな表情はまるで別猫のようです。
ささきさんは、そんな愛猫の変化を例に「逆を言うと猫を外にだすってことはこんなボロボロになるかもってとだよ」という思いを発信。「ひなも完全室内飼いまで時間がかかったから大変なのもわかります」と野良猫を完全室内飼いにすることに苦労している人に寄り添いつつ、1人でも多くの人が猫の飼育方法について考えてくれればと投稿しています。
環境省でも、以前より「猫は室内で飼いましょう」と発信し、感染症や交通事故など、外に出すことの危険を注意喚起しています。また「家庭動物等の飼養及び保管に関する基準」においても猫の屋内飼育に努めることが明記されています。
もしこれから動物を飼おうとしているなら一度、環境省発行の飼い主へ向けたパンフレットに目を通してみるといいかもしれません。こちらでは「無責任にエサを与える行為は不幸な命を増やす」ことについても触れています。
今回のツイートのリプライ欄では、保護され室内飼いで育った猫ちゃんたちの幸せなビフォーアフターが多数寄せられており、コメントでも「室内飼いが当たり前になりますように」「広まってほしい」の声や、「野良猫を室内猫にするのはかわいそうなのでは、と悩んだ時もあったけど。みーちゃんを看取ってからは悩まなくなった。もっと早くお家に入れてあげればよかった」などの声もみられました。
ささきさんのお家では、推定年齢8〜13歳のひなた君と、3月で13歳になった犬の「アポロ」ちゃんが暮らしています。どちらも甘えん坊なしぐさがみられ、ときには飼い主さんを取り合うように2匹が並んで寝るような光景も。また自宅に隔離できる保護部屋を作ったささきさんは、TNR活動(※殺処分数を減らすために、外で暮らす猫たちの不妊手術を行う活動)を個人でできる範囲で行っています。
画像提供:ささき(@sa2ki0124)さん
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