ギャンブル依存症度をチェックできるゲーム、パチンコ関連企業から登場 ファンタジー世界でカジノの誘惑とバトル
ほのぼのしたビジュアルで、「ギャンブルをもう少し自重していただくことは可能ですか?」とか急に聞かれるのがシュールだしシビア。
プレイを通じてプレイヤーのギャンブル依存度をチェックする、無料のブラウザゲーム「チェッパチ」が登場しました。配信元はパチンコホールのシステム等を手がけるダイコク電機。
ゲームの舞台は剣と魔法の世界。ドラゴンの襲撃から逃げ延びた主人公が、恋人と落ち合う約束の3週間後まで隣村で生活する物語です。
滞在費を確保するための借金を背負ってからゲームはスタート。主人公は働いて借金や宿泊費を支払いつつ、恋人に贈る結婚指輪代も稼がなくてはなりません。
遊び方は、賃金を得られる「狩場」や体力を回復する「宿」など、日々の予定を週の頭に設定するのみ。育成シミュレーションなどによくあるシステムですが、「カジノ」が精神力の回復手段として用意されている点が、同作の「ギャンブル依存症チェックゲーム」たるゆえんです。
カジノでは精神力が大幅に回復するうえ、大勝ちすれば指輪代を一気に稼ぐこともできます。しかし入り浸っていると、怪しげな女性が「強運の男が好き。カジノに連れてって」と言い寄ってきたり、主人公が出勤前にカジノへ行きたくなったりと、だんだんギャンブルの“圧”が増加。ときには、酒場の娘に「もう少し、自制していただくことは可能ですか?」などと問い詰められてしまうこともあります。
こうしたイベントでの選択を、ゲームはギャンブル等依存症スクリーニングテスト(SOGS)に当てはめて処理。クリア時には、これに基づいた診断結果が表示されます。ダイコク電機は「パチンコ業界の社会課題である“ギャンブル依存症”への対応策のひとつとして、ギャンブル依存度を手軽にチェックできるゲームを提供することで、社会課題の解決に寄与する」とコメント。ゲームへのリンクを、同社のパチンコファン向け情報サイトやアプリへも設置しています。
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