「ニャンちゅう」の声などで知られ、指定難病「筋萎縮性側索硬化症(ALS)」を公表している声優の津久井教生さんが6月1日にブログを更新。病状が進行し、要介護状態区分が最上位の「要介護5」になったことを報告しています。
2019年10月1日にALSを公表した津久井さん。約2年半が経過した現在は手足がほとんど動かない状態まで症状が進み、24時間体制の重度訪問介護を受けながら生活を送っていますが、多くの人に愛された「声」は健在で、4月末にはアニメ「ちびまる子ちゃん」(フジテレビ系)の収録にも参加していました。
津久井さんは今回のブログで、「5月に判定していただいて『要介護5』になりました」と報告。2020年に要介護4の判定を受けていた津久井さんは、「進行性の難病ALS(筋萎縮性側索硬化症)という名前の通り、すさまじいスピードで一人では何もできなくなっていきました」と病状の進行を回顧しており、「2年間、要介護4で頑張ってきましたが…今年の初めから、ちょっとゆるくなったかなと思っていたALSの進行を感じて、あっという間に呼吸や嚥下に影響が出そうな感じになってきました」と2022年に入ってから進行スピードが上がったことを明かしています。
また津久井さんは、「『要介護5』は一番上の介護度です。そしてほかの申請していただける障がいのものはすべていただいたことになります」と現状を報告。「ここからまたスタートです。ありのままの自分を発信していこうと思います」とブログや“最新の声”を届けているYouTube上のラジオで発信を続けるとしており、「この状態でも声が出ているという事を起こしているのですから…自信をもって前に進もうと思います」と前向きな思いをつづっています。
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