advertisement
トヨタ「MR2」に、F1(フォーミュラ1)用のタイヤを装着したカスタムカーが、海外で注目を集めています。
Can F1 Tires Make Your Road Car Faster?
このMR2はヨーロッパ市場などでの車名。日本ではMR-Sとして、国産車初のミッドシップレイアウトを採用したAW型、SW型MR2の後継にあたるMRオープンスポーツカーとして2007年まで生産された名車の1つです。
そんなMR2にF1マシンに装着する13インチのタイヤを装着するというユニークなカスタムに挑戦したのは、海外のYouTubeチャンネル「Driven Media」です。
さっそくタイヤ交換を開始。それほど苦労せずに取り付けることができましたが、前輪の取り付け作業で問題が発生。タイヤを装着するにはスペースが足りず、ハンマーでMR2の車体を無理やり押し広げ、力技でタイヤが収まるスペースを確保しました。強引すぎる。
How We Built a Road Car with FORMULA 1 TYRES
取り付け作業を終えた後、サーキットでテスト走行を開始。通常のタイヤで指標となるラップタイムを測ってから、いよいよF1タイヤを装着してタイムアタックに挑みます。
タイヤのグリップが格段に上がり、きっとタイムが良くなるはず……!
しかし、F1マシンに比べて非力なMR2では、F1タイヤが真価を発揮できる適切な温度まで上がらず、いまいち結果には繋がりませんでした。
それではと、これもF1などのレースシーンでおなじみのタイヤをあらかじめ温めておく機器「タイヤウォーマー」で加熱。再度サーキットを走行すると、3秒ほどのタイム短縮に成功しました。
ちなみに、このMR2にF1タイヤを取り付けるための費用は、1万1000ポンド(約182万円)ほどかかったそうです。
【訂正 2022年6月14日 12時】初出時、車種説明の一部に誤記がありました。お詫びして訂正いたします。お知らせいただきました読者の方、誠にありがとうございます
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
- スゴい奴らだぜ……!! ケータハム・セブンに近未来の「エアレスタイヤ」履いて激走 「超クール」「これぞ車輪の再発明」
セブンに履いても大丈夫! - 貴重なフォーミュラカーが手に入る!? トヨタF1のラストマシン「TF109-01」がオークションに
FIAのチャリティーオークションで出展されます。 - お値段約31万円!! ピレリF1タイヤのド迫力「スピーカー」爆誕、“コンパウンド”も全部そろえたのがにくい
重量9.5キロのド迫力Bluetoothスピーカー。【写真46枚】 - とんでもねぇもん見ちまったぜ トヨタ「MR2」をキムワイプ風にカスタムした痛車が発見される
その発想と行動に敬意を表したい。 - ミニ四駆みたいでカワイイ F1をモチーフにしたオフロードバギー登場、プロトタイプが公開
ゴツいタイヤで悪路もなんのその。