「女性ももっと男の人に寛大に」少子化・未婚めぐり物議醸した桜田元五輪担当大臣 Twitterで釈明も批判やまず(1/2 ページ)
桜田氏はこれまでにも失言を繰り返してきました。
少子化や未婚をめぐり「女性ももっともっと男の人に寛大になっていただけたらありがたい」などと発言したことについて、自民党の桜田義孝・元五輪担当大臣がTwitterで釈明しました。発言の撤回や謝罪がないことなどから、SNS上では疑問視する声や批判の声が寄せられています。
桜田氏は7月5日、第26回参議院議員通常選挙の応援演説のなかで、「少子化は大変な問題なんです。今どんどんお2人が結婚しても、(1世帯あたり)2人のお子さんをつくらない、1.4人くらいになってしまう。そして、今、結婚しない男女が結構多いんですよね。50歳の男の人で20%が独身だっていうんですよ。パートナーがいない、ということなんですね」と前置き。
続けて、「まあ、ちょっと言いづらいことですが、男の人は結婚したがっているんですけど、女の人は無理して結婚しなくて良いという人が最近増えちゃっているんですよね。嘆かわしいことですけれどもね。女性ももっともっと男の人に寛大になっていただけたらありがたいなと、こういうふうに思っている」と発言しました(※1)。
(※1)TBS NEWS DIGの報道映像より
桜田氏は7月7日、該当発言について「特定の性別、年代、結婚観などを揶揄(やゆ)する意図で発言したものではなく、すべての人々がお互いを思いやり、尊重すべきとの趣旨で発言したものであります」と弁明。今後の政治活動については、「日本の安全と安心、国民の生活の向上を図るため、今後も政治活動に邁進(まいしん)してまいる所存であります」と述べました。SNS上では桜田氏が発言の撤回や謝罪をしていないことを疑問視する声などが寄せられています。
なお、桜田氏は2019年、自民党議員の政治資金パーティーで同議員について「(東日本大震災の)復興以上に大事なのは、(自民党議員)高橋さんなので、よろしくどうぞお願いします」などと発言(※2)したことを受けて、五輪担当大臣を辞任。その後も、自民党議員の政治資金パーティーで「自分たちのお子さんやお孫さんには、最低3人ぐらい(子どもを)生んでくれるようにお願いしていただきたいんですよ」と発言(※3)するなど、失言を繰り返してきました。
(※2)時事通信映像センターの報道映像より
(※3) ANNnewsCHの報道映像より
記事の一部を修正しました【5月30日21時25分追記】
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