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「すずめの戸締まり」、“閉じ師”宗像草太に「SixTONES」松村北斗が決定! 新海誠監督「彼の声の芝居は鮮烈」

宗像草太は、“災い”をもたらす扉を閉めることを使命とする「閉じ師」。

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 新海誠監督の最新作「すずめの戸締まり」(11月11日公開)で、“閉じ師”の青年・宗像草太役を「SixTONES」松村北斗さんが務めることが分かりました。

「すずめの戸締まり」に声優さんかする松村北斗
新海監督と松村さん

 新海監督3年ぶりの新作となる「すずめの戸締まり」は、日本各地の廃墟を舞台に、災いの元となる扉を閉めていく少女の解放と成長を描く冒険物語。宗像草太は、“災い”をもたらす扉を閉めることを使命とする「閉じ師」で、日本各地に現れる扉を探す旅の途中に主人公の岩戸鈴芽(原菜乃華さん)と出会い、突如扉から現れた災いに立ち向かうことになります。

宗像草太
草太

 “閉じ師”という浮世離れした存在ながらも、等身大な青年として描かれる草太。声を務める松村さんはオーディションから抜てきされ、今回が声優初挑戦となります。

松村北斗
松村さん

 初めてのアフレコに松村さんは、「最初は緊張しましたし、声だけで表情と感情を出さないといけない難しさもあり、いくら練習してもできないこともいっぱいありました」と大きな壁にぶち当たった様子。

 また、「僕が演じる宗像草太は、監督の作品では見たことがないキャラクターだったので、僕としても聞いたことのない声色が出せたら良いなと考えて、監督ともいろいろおはなしさせていただきました。草太は髪と人間の融合体みたいなイメージと監督がおっしゃっていたので、いつもよりは少し低い声を当てています」と試行錯誤したことを明かしました。

 新海監督も、「表現への追及と、絶え間ない内省と、切実な使命感。北斗くんのそういう精神性が、草太というキャラクターにぴったりと重なりました。彼の声の芝居は鮮烈です」と感銘を受けたようです。

 なお、9月6日21時から、東宝の公式YouTubeチャンネルで特別番組「In Front Of The Door」がプレミア公開されることも決定。番組には、岩戸鈴芽役の原さんと松村さん、新海監督の3人が登場し、作品について語るとともに宗像草太の紹介映像も解禁されるとのことです。

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すずめの戸締まり
すずめの戸締まり

松村北斗さんコメント(宗像草太 役)

 新海監督の作品に出演させていただくというのは想像の出来ない事でしたが、出演が決まってプレッシャーと興奮が織り交ざった不思議な気持ちです。新海監督とはオーディションの際に初めてお会いしましたが、作品から感じる人柄そのままの穏やかな方で、オーディションでもアフレコでも声を褒めてくださったことが凄く嬉しかったです。アフレコは初めての経験なので最初は緊張しましたし、声だけで表情と感情を出さないといけない難しさもあり、いくら練習しても出来ない事もいっぱいありましたが、監督やスタッフの方々のおかげで変わっていくことが出来ました。

 僕が演じる宗像草太は、監督の作品では観たことが無いキャラクターだったので、僕としても聞いたことのない声色が出せたらいいなと考えて、監督とも色々お話させていただきました。「草太は神と人間の融合体みたいなイメージ」と監督がおっしゃっていたので、いつもよりは少し低い声を当てています。

 草太はあることによって椅子に姿を変えられてしまうのですが、それによってヒロインのすずめとのコミカルな掛け合いも多くて、実際にアフレコしていて楽しかったです。

 今作は、身近にある現実や日常がベースで、その中にファンタジーとユーモアが織り交ざっている、監督の今までの細胞のすべてが集まった作品だと思います。おもしろくないわけがないんです。僕自身、この物語に触れて、今まで解釈していたものの幅が広がり、自分の人生やこの世界が更に興味深いものになりました。映画でしか、アニメでしか描けない作品で、観た方すべてがこの日常の中で奇跡を味わえると思うので、多くの方にこの体験を味わってもらいたいなと思います。



新海誠監督コメント

 松村北斗くんの声の美しさは、彼の内面の豊かさが源泉だと思います。表現への追及と、絶え間ない内省と、切実な使命感。北斗くんのそういう精神性が、草太というキャラクターにぴったりと重なりました。彼の声の芝居は鮮烈です。どうか楽しみにしていただけますように。


(C)2022「すずめの戸締まり」製作委員会



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