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「芸人に魅力を感じなくなって」 オジンオズボーン、高松新一の引退で2022年末解散 将来白紙の相方に篠宮暁「高卒が死ぬよ」(1/2 ページ)

率直に言葉をぶつけ合う両者。

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 お笑いコンビ「オジンオズボーン」の篠宮暁さんが9月8日に自身のYouTubeチャンネルを更新。相方の高松新一さんが年内で芸人を引退する意向を示し、それにともないコンビも解散すると発表しました。

オジンオズボーン解散

 動画では、「私、オジンオズボーン高松、芸人を辞めます!」と宣言する高松さんに対し、「信じられんすぎて……現実味もないというか」と篠宮さんが笑いながら応答。

 高松さんは、「芸人という仕事に対して、自分的にあまり魅力をだんだん感じなくなってきた」と理由を説明。5年前にも一度、「俺、ちょっと正直しんどいんだけど」と篠宮さんに相談するも、「俺もしんどいわ!」と返されて、そのときはそれ以上言えなくなったそうです。

解散宣言をするオジンオズボーン
芸人引退を宣言する高松さん(右)と笑う篠宮さん(画像はYouTubeから)

 高松さんは芸人としての限界を感じたいきさつなどを詳しく説明しますが、篠宮さんは芸人という肩書を持ちつつ就職している人を例に挙げ、「辞めるという選択肢でなくても良かったんじゃないの、とは思います」と持論を展開。

 高松さんは、それも一理あるとしながらも、「もともと器用な人間じゃないから、どっちもやるってできないと思う。プラス、その状態で芸がそれ以上磨かれることはない」と反論。結局、新たに就いた仕事のほうも中途半端になってしまうので、「ここはもうキッチリ、決めたとおり辞めようと」と揺らがぬ決意を示します。

 7月2日に高松さんから芸人引退の電話がきたとき、篠宮さんは「ちょっと待って、やることやってへんやん。やることやってないのに辞めたら絶対に後悔する」と引き留め、自分でも自身のその反応に驚いたそうです。

解散宣言をするオジンオズボーン
篠宮さん「死ぬよ」、高松さん「まぁ……そんときはそんときだね」(画像はYouTubeから)

 その後、話し合いで篠宮さんも相方の希望を飲み込んだそうですが、芸人を辞めた後のことが決まっていない点は納得していないとのこと。「決まってへんの腹立つところなんですけど」「41(歳)で高卒が社会出て……死ぬよ」と迫ると、「まぁ、そんときはそんときだね」と高松さんが返す場面もありました。

 高松さんはすでに手伝いという形で芸人以外の仕事をしており、「人を喜ばす仕事。裏方仕事ですよ」としつつ、まだどうなるか分からないのではっきりしたことは言いたくないとのこと。

 「でも芸人20年やれたから、なかなかじゃん」とこれまでのキャリアに触れる高松さんに対し、「そこの20年のうまみをもっと使えばいいのに」「営業1本行った場合、普通の人が1日で稼ぐお金よりもはるかに高いお金がもらえるわけですよ」と再度引き留めようとする篠宮さん。しかし、高松さんは「お金じゃないのよ、ぶっちゃけ。お金だったら辞めてないと思う。モチベーションの話だから」と改めて固い決意をにじませました。

解散宣言をするオジンオズボーン
高松さん「いやー、でもヤキモチ焼いちゃうかもなー」、篠宮さん「じゃあ、辞めんなや!」(画像はYouTubeから)

 途中、高松さんが新たな相方と解散後にコンビを組めばいいとすすめた直後、「いやー、でもヤキモチ焼いちゃうかもなー」と複雑な心境をかいま見せたときには、篠宮さんが「じゃあ、辞めんなや!」とツッコむやり取りも。

 その後、篠宮さんは「解散するための終活をやらせてくれ」と提案し、毎週の配信活動と解散ライブを高松さんに約束させました。解散ライブについて篠宮さんは、今までのありネタを全部やって終わるのではなくオール新ネタで勝負したいと意欲を見せています。

 その上で、「この年末までやる終活の中で気持ちが変わらなければ、そのまま辞めたらええし。やっていく中で、心境にちょっとでも芸人を続ける気持ちが芽生えればいい」と、まだ完全にはあきらめていないことを伝えていました。

 オジンオズボーンは1999年5月に大阪でコンビ結成。2002年に「第32回NHK上方漫才コンテスト」で優秀賞を受賞後、「NHK爆笑オンエアバトル」でも活躍し東京に進出。その後、2008年の同番組チャンピオン大会ファイナルで6位に。「THE MANZAI」で2012年と翌2013年に認定漫才師に選ばれています。

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