放置された車の中にいた猫を保護→その後すっかり元気になった姿がTikTokに投稿され、たくさんの感謝の声が集まっています。動画は記事執筆時点8万3000回再生を突破。動画には4100件以上の“いいね”が寄せられています。
動画を投稿したのは、海外製輸入水回り製品専門エンジニアリングの株式会社「ネオグラフィティ」(神奈川県横浜市)さん。投稿主さんによると2022年6月下旬、あるコインパーキングに1台の車が放置されていたそうです。そして「48時間以上駐車されている」という警告の張り紙が張られたその車の中には、なんと2匹の猫が閉じ込められていたのです。
6月下旬とはいえ車内は暑く蒸れていて、フンやエサ、虫でいっぱいになっていたそうです。投稿主さんたちは猫の様子が気になりつつも見守っていましたが、一向に飼い主がやってくる様子はなかったのだとか。見かねた投稿主さんたちは警察に相談し、飼い主の許可を得た上で猫たちを救出することになったのです。
7月に入り、警察の許可を得て車のロックを開けて中に入ると、中は糞尿でぐちゃぐちゃ、虫もたくさんいて大変なことになっていたとのこと。しかし投稿主さんたちは猫を助けたい一心で車に乗り込み、2匹を無事に救出することに成功したのでした。
救出された2匹は、今では元気いっぱい! すぐに投稿主さんたちにも慣れ、扉を開けるとすっ飛んできてくれるようになったそうです。甘えん坊な2匹の様子を見ると元の飼い主さんに深い愛情をもらっていたことが伝わってくるそうで、「こんな形になってしまった経緯を考えるととても心苦しいです。何はともあれ救えて本当に良かったです」とつづる投稿主さんなのでした。
なお猫たちの元の飼い主さんは「新型コロナウイルスの影響で失業し、家賃を払えなくなって追い出されてしまった。猫たちの里親を探している最中だった」と説明していたのだとか。どうにもならない事情があったのかもしれませんが、暑い時期に小さな命を車に閉じ込めた事実を正当化することはできません。しかし、必死で助けてくれた投稿主さんたちと一緒にいれば、2匹はきっとつらい記憶が吹っ飛ぶくらい幸せになれることでしょう。
動画には「助けてくれてありがとうございます」「なんだか泣けてきました」「いい会社さんですね」といった、感謝の声が多数寄せられています。
投稿主さんはTikTok(@neograffiti)とInstagram(@neograffiti.co.ltd)、Webサイトに猫たちの様子や水回りのビフォーアフターなどを投稿しています。
画像提供:株式会社ネオグラフィティ(@neograffiti)さん
(三日月 影狼)
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