映画の外でも最強かよ！ トム・ハーディ、ブラジリアン柔術大会で優勝 道着姿で思い明かす

退役軍人などを支援する団体の一員として出場したトム。

[レイノルズ村上，ねとらぼ]

　英俳優のトム・ハーディが9月22日にInstagramを更新。17日（現地時間）に開催されたブラジリアン柔術トーナメントで優勝したことを受け、道着姿の写真とともにバックアップ・チームへの思いをつづっています。

ブラジリアン柔術の大会で金メダルを獲得したトム（画像はトム・ハーディ 公式Instagramから）

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　トムが出場したのは、英ミルトン・キーンズで開催された「2022 ブラジリアン柔術オープンチャンピオンシップ」。現地新聞社「ガーディアン」によると、優勝したトムは本名の“エドワード・ハーディ”でトーナメントにエントリーしており、主催者は「みんな彼に気付いてた。彼はとても謙虚で、写真撮影にも気軽に応じてくれた」「我々の大会で彼に優勝してもらえたことは、とても喜ばしい」とコメントしているとのことです。

　また、トムは非営利団体「REORG」の一員として今大会に出場。同団体は柔術を通じ、退役軍人や傷痍軍人、精神疾患や身体的困難に苦しむ人たちの支援を行っており、2000年代前半にアルコール・薬物依存症で更生施設に入った経験があるトムは、団体の活動をサポートしています。

英俳優のトム・ハーディ（左）（画像はトム・ハーディ 公式Instagramから）

　優勝後にInstagramを更新したトムは、道着を着用したモノクロショットを公開。「メンタルヘルスもそうだけど、中毒というのはコントロールするのが難しい」とかつて自分を苦しめた困難を振り返りながら、「REORGでは、精神を病んだ人や退役軍人、かつて公的職務で人命を守っていた人たちが、柔術を通して治療に励んでいる」「このチームを代表して試合に出れたことを誇りに思う」と、団体の一員としての優勝に感慨深い思いをコメントしました。

　続けて、「団体の活動は、単純なメンタルケアにとどまらない」「それぞれが人生の目的やアイデンティティーを再発見できるし、現代人が失いかけているコミュニティーの中にいることができる」と、活動の意義をつづっています。

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日頃から格闘技に親しんでいるトム（画像はトム・ハーディ 公式Instagramから）

　トム・ハーディは、2001年公開の「ブラック・ホーク・ダウン」で映画デビュー。2015年公開の「マッド・マックス 怒りのデス・ロード」では主演を務め、同年の「レヴェナント:蘇りし者」ではアカデミー助演男優賞にノミネート。Instagramでは、たびたび格闘技に関する写真を投稿しています。