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23年秋のNHK朝ドラ、主演は趣里に 水谷豊と伊藤蘭の娘

昭和の大スター、笠置シヅ子さんをモデルとしたヒロインを演じます。

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 NHKは10月17日、2023年度後期連続テレビ小説「ブギウギ」のヒロイン花田鈴子役を俳優の趣里(しゅり)さんが勤めると発表しました。趣里さんは、俳優の水谷豊さんと伊藤蘭さんの娘です。

朝ドラのヒロイン
ヒロインを務める趣里さん(画像提供:NHK)

 趣里さんは、1990年9月21日生まれの32歳。2011年にデビューし、主演映画「生きてるだけで、愛。」(2018)で、第33回高崎映画祭最優秀主演女優賞、第42回日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞しています。

 今回、ヒロイン役は、オーディションで2471人の中から選出。楽曲「東京ブギウギ」が大ヒットし、芝居やテレビドラマなどでも活躍した笠置シヅ子さんをモデルとしたヒロインを演じます。

 「ブギウギ」で脚本を務める足立紳さんは、「趣里さんの、猫の目のようにクルクルと変わる豊かな表情と、ちょっとハスキーな声は、我々スタッフたちが考えているヒロインのイメージにぴったり」とコメント。制作統括の福岡利武さんも「にじみ出るなんとも言葉ではうまく表現できない個性と魅力、芯の強さ、そして愛嬌たっぷりの笑顔が印象的でした」と趣里さんを称賛しました。

 NHKは今回の発表にあたり、「歌って、踊って、“心ズキズキわくわく” 明るい笑顔とまっすぐな心でヒロイン・鈴子が、歌手の道を 駆け抜け日本中に元気を届けます!」とコメントしています。

朝ドラのヒロイン
趣里さんの全身写真(画像提供:NHK)

「ブギウギ」のあらすじ

 大正の終わりごろ、大阪の下町の小さな銭湯の看板娘・花田鈴子は、歌って踊るのが大好き な天真らんまんな女の子です。小学校を卒業した鈴子は「歌と踊りでみんなを 笑顔にしたい」と思うようになり、道頓堀に新しくできた歌劇団に入団。必死に稽古にはげんだ鈴子は、メキメキと成長、抜群の歌唱力で頭角をあらわしていきます。

 昭和13年、鈴子は上京。そこで、人気作曲家と出会い、大きく運命が変わります。鈴子は、作曲家の指導を受け、“スウィングの女王”と呼ばれ人気歌手になっていきます。 しかし、戦争が始まると、鈴子が置かれた状況は一変。鈴子の歌っていた歌は「敵性音楽」となり、鈴子の舞台での歌や踊りが厳しく制限されてしまいます。さらに、鈴子の弟は出征。また、ちょうどその頃、鈴子の母も病気で亡くなってしまいます。

 不幸が重なり悩んでいた鈴子の前に、ある青年が現れます。ふたりは恋に落ち、やがて結婚を誓いあうまでに。しかし、青年の家族は大反対、結婚はなかなか実現しません。やがて戦争が 終わり、鈴子は青年の子を身ごもります。ところが、青年は病にかかってしまいます。会えない日々が続き、そして、臨月の鈴子のもとに届いたのは青年の訃報でした。死に目に会えず、結婚もできないままの別れ。数日後、鈴子はひとりで娘を出産しました。

 鈴子は、ひとりで娘を育てながら舞台で歌います。そんな中、生まれたのが「東京ブギウギ」です。明るく、飾らず、全身で歌う、鈴子の真骨頂。戦後の傷ついた日本に、その歌声が響き渡ります。鈴子の歌声に合わせて、笑顔で歌い踊る人たちが日本中にあふれていきました。鈴子は“ブギの女王”と呼ばれるようになり、大スター歌手への階段を駆け上がっていきます。

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