米俳優でコメディアン、脚本家のセス・グリーンが、過去に米俳優でコメディアンのビル・マーレイから暴力を受けたと訴えました。当時子役として活動していたセスが9歳、ビルが30代のときの出来事だったといいます。
現地時間の13日、セスはYouTube番組「Good Mythical Morning」に出演し、当時起こったことを告白。米バラエティー番組「サタデー・ナイト・ライブ」に出演したセスは、舞台裏でソファの肘部分に座っていたとのこと。司会をしていたビルがやってくると、「セスがソファの肘に座っていること」へ大騒ぎをしたそうです。
「そんなバカなこと」と思ったセスに、ビルは「それは俺の椅子だ」と主張。セスの足首をつかむと逆さまにし、まるで“ゴミはゴミ箱行きだ!”とでもいうようにぶら下げたそうです。
セスは叫び声を上げ、腕を振り回して激しく暴れましたが、とうとうゴミ箱に落とされ、そのまま一緒に倒れ込んでしまったとのこと。そして楽屋に戻り震えながら泣きじゃくったと、幼いころの恐怖体験を締めくくりました。
現在48歳のセスはこの一件を笑顔で披露。ホストの2人も笑いながら聞いていたものの、あまりの内容にときどき笑顔が凍り付いたような表情を見せていました。
ビルは4月、若い女性スタッフに対し働いた不適切な行為が問題となり、出演予定だった映画「Being Mortal(原題)」の撮影が中断。「不適切な行為」とは女性にのしかかり身体にキスをしたという非常に悪質なものだと報じられていました。
女性はこの行為を“完全に性的なもの”と捉え「ぞっとした」とコメント。しかしビルはこの出来事について米ニュース放送局CNBCで語った際、女性に対してしたことを「面白いと思ったんだ」と発言しています。そして「世界は僕が子どもだったころとは一変してしまった」「僕にとっては勉強になった」と自身と世間の認識へ大きなずれがあると主張していました。
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