土曜ドラマ「探偵ロマンス」制作に“カムカム”チームが再集結 濱田岳、草刈正雄らキャスト13人が発表（1/2 ページ）

尾上菊之助さん、石橋静河さん、「SixTONES」森本慎太郎さんらが発表。

[Yuka，ねとらぼ]

　江戸川乱歩の作家デビュー100周年を記念した土曜ドラマ「探偵ロマンス」（NHK総合、全4話）が、連続テレビ小説「カムカムエヴリバディ」（2021年11月期）制作チームにより制作決定。濱田岳さん主演で“知られざる江戸川乱歩誕生秘話”が描かれます。2023年1月21日に放送開始。

ドラマ「探偵ロマンス」

　同ドラマは脚本家の坪田文さんが書き下ろし、演出を安藤もじりさんが手掛けたオリジナルドラマ。江戸川乱歩が1923年に作家デビューしてから100年の節目に作られた、ロマンスあり、笑いあり、涙あり、魂の叫びあり、アクションありの、“今を生きる人々”の心に響くエンターテインメント活劇とのこと。

濱田岳さん

　舞台は20世紀初頭、大日本帝国下の東京。世界大戦による好景気が終わったことで超格差社会となり、犯罪や強盗がはびこり、人々は“ヒーローの誕生”を待ち望みます。そんな中、のちに江戸川乱歩となる平井太郎（濱田さん）は、シャーロックホームズや怪盗ルパンなどを生み出したドイル、ルブラン、ポーなど海外の推理小説家に憧れながら貧乏生活を送っていました。

　太郎はあるとき、3年前に引退を表明し姿を消していた初老の名探偵・白井三郎（草刈正雄さん）と出会います。三郎のユーモアあふれる人柄に魅了される一方、三郎は太郎の発想を面白がり、2人は“探偵バディ”を組むことに。さまざまな人達と出会いながら太郎は覚醒していき、明智小五郎や怪人二十面相など、おなじみのキャラクターを生み出します。

草刈正雄さん

　太郎を取り巻く“癖の強い人々”には、11人のキャストが決定。かつて太郎が働いていた造船所があった鳥羽の小学校教師で、太郎の小説に感想を送ってくれる文通相手の村山隆子役に石橋静河さん、造船所時代に出会った友人で、太郎の下宿先に押し掛けて来た初之助役に泉澤祐希さん、太郎の下宿先である古本屋「二人書房」を営み、太郎に家賃を催促する時子役に本上まなみさんが発表されます。

石橋静河さん

泉澤祐希さん

本上まなみさん

　上海帰りの魅惑の貿易商・住良木平吉役には尾上菊之助さん、会員制「秘密倶楽部」の妖艶な女主人・美摩子役には松本若菜さん、秘密倶楽部の会員で外務次官の後工田寿太郎役には近藤芳正さん。さらに太郎の小説を酷評する新聞記者の潤二役に「SixTONES」森本慎太郎さん、三郎の元同僚で犬猿の仲の鬼警部・狭間役に大友康平さんが決定。

尾上菊之助さん

松本若菜さん

近藤芳正さん

「SixTONES」森本慎太郎さん

大友康平さん

　オペラ館の舞台ヒロイン・お百役には世古口凌さん、オペラ館の客引き“ラッパ”役には浅香航大さん、寡黙なバーのマスター・伝兵衛役には岸部一徳さんが発表。また主題歌はシンガー・ソングライターの大橋トリオさんが担当します。

世古口凌さん

浅香航大さん

岸部一徳さん

大橋トリオさん

舞台は帝都

坪田文さん

生きるのがなんとも面倒くさいと思うことが多々あり、そんな時にこんな名探偵がいてくれたら少しは日々が楽しくなるかな、とこの物語を書きました。

『若き日の江戸川乱歩が探偵に弟子入りを志願していた……？』

本当かどうかはわからない。けれど心躍る「もしも」をいただき、大正時代の帝都が舞台の活劇が生まれました。作家と探偵、探偵と怪盗、さまざまな人々の思いが、物語があふれ、ぶつかり合う。熱く咲くロマンスの世界をお楽しみください。とにかく草刈さん演じる名探偵・白井三郎が半端なくカッコいいです!!!!

安達もじりさん

今面白いと思えるエンターテインメントとは何か。江戸川乱歩さんが書かれた数々の小説に「面白さのカギ」を探し求めて、スタッフキャスト全員でとことん試行錯誤してきました。エネルギーの塊のような坪田文さんの脚本。とにかくキャラクター豊かな登場人物たち。演じるキャストの皆さんの大人の魅力が爆発しています！　大橋トリオさんの音楽もめちゃくちゃ楽しみです！　全く新しいエンターテインメント作品になるのではとワクワクが止まりません！　撮影は後半戦、いまだ真夏のような熱さで撮影現場は勢いづいています！　どうか年明けのオンエアを楽しみにしておいてください!!